CSRレポート2018詳細版
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  * ICAには、世界95カ国から生協、農協、漁協、森林組合、労働者協同組合、信用協同組合など、あらゆる分野の協同組合が加盟しており、組合員数10 億人超(2015)の国連に登録されている世界最大のNGO(非政府組織)です。 ② 日本の生協は、「生協の21世紀理念」(1997年決定)で「自立した市民の協同の力で、人間らしいくらしの創造と持続可能な社会の実現」を掲げています(資料3参照)。SDGsは、「生協の21世紀理念」およびいずみ市民生協グループが掲げている「社会的責任基本方針」に合致します。SDGsの17ゴールの視点から、いずみ市民生協グループの事業と活動を見た場合、すべてのゴールに何らかの関わりを持って活動してきたことがわかります。引き続き、SDGsの17ゴールすべてを視野に入れて、事業と活動をすすめます。また、「優先課題」を設定し目標をもって取り組みます。(資料4-1、4-2参照) ③ SDGs(枠組み)を、2030年ビジョン(2018年度より議論)の事業戦略と活動方針に生かし、社会課題の解決に最大限貢献できるようにします。社会課題から機会とリスクを分析し、中計およびビジョンの重点課題を設定します。2.SDGコンパス*の5つのステップ(①SDGsを理解②優先課題決定③目標設定④経営への *SDGコンパスとは、企業がSDGs を経営戦略と統合させるためのツールです。1.基本的な考え方(1)SDGs(持続可能な開発目標) 地球は、経済と社会および環境の面で大きな課題に直面しています。こうした課題に対処するため、国連全加盟国(193国)は、2015年、「アジェンダ2030」を採択しました。この計画が「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)」です。 SDGsは、2030年に向けての世界的な優先課題および世界のあるべき姿を明らかにしています。17の目標と169のターゲットに全世界が取り組むことによって『誰も取り残されない』世界を実現しようという壮大なチャレンジです。(資料1・2参照)(2)いずみ市民生協グループは、SDGsの達成に向けて、積極的に対応します。 ① 国際協同組合同盟(ICA*)は、その2020年ビジョン「協同組合の10年に向けたブループリント」において、持続可能な社会の建設を中心的テーマの一つとし、「協同組合を持続可能性の構築者として位置付ける」と宣言しました。そうした姿勢が考慮された結果、「アジェンダ2030(SDGs)」の本文に「協同組合」が担う役割が明記されています。また、日本政府のSDGs国内実施指針でも連携するステークホルダーとして「協同組合」について言及されています。(1)役職員と組合員の学習活動に取り組みます。(2)理事会で、SDGsへのとりくみ方針と優先課題・目標を確認します。(3)SDGsへのとりくみ方針を、2030年ビジョンに反映させます。(4)SDGsのとりくみ方針を環境政策や商品政策に反映させます。(5)SDGsの達成に向けての姿勢を、あらゆる場・機会を通じて、組合員をはじめとするステークホル統合⑤報告とコミュニケーション)に基づき、行動します。ダーに発信します。いずみ市民生協グループのSDGsへのとりくみ方針

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