スタッフのつぶやき
倉敷市真備町で思ったこと(前編) ~災害支援活動に参加して (2018.8.13)
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大阪の各生協で働く職員・計27名が合同で参加しました。 -
大型バスで向かいました。日帰りでの活動です。
前編では、現地でお手伝いした内容をレポートします。
(注)いずみ市民生協としての見解ではなくあくまで一スタッフの感想レポートです。
1.一路、岡山へ
朝6時に梅田に集合し、他の生協のメンバーと一緒に大型バスで現地へ。
真備町は小田川の決壊による浸水被害が極めて大きかった地域です。
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写真が小田川。普段は穏やかな川だそうです。 -
現地に近づくにつれて、道路わきには処分待ちの廃棄物が目につきます。
9時ごろ、倉敷市のボランティアセンターに到着。受付をします。
各地からボランティアが集まっていました。
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前週が台風で活動中止になっていたこともあって、たくさんのボランティア希望者が集まっていました。 -
一日で2,000人ほどの参加があったそうです。
10時ごろ、現地の活動拠点に到着。
拠点といっても、空っぽになったコンビニの横にテント屋根を張っただけの場所です。
コンビニの中は空っぽでした。
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コンビニ横の駐車スペースが拠点です。 -
コンビニ前の公衆電話が当日の様子を物語っていました。
わたしたちは、Bさんという方のお宅へお手伝いに行くことになりました。
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スペースがないため、バスの中で事前説明を受けます。 -
まだ下水が完全復旧しておらず、街の中に仮設トイレが点在しています。
2.「もう、慣れちゃいました。」
今回お手伝いをさせていただいたBさんのお宅。
おうちの前に土のう袋が積み上がっています。
(注)Bさんに許可を得て撮影した写真を掲載しています。
お手伝いの内容は家屋内の片付けでした。
1)家の中の土を土のう袋に詰める
2)外に停めている軽トラに積み込む
3)集積場に運ぶ
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1階と2階に分かれて作業開始。防じんマスクは必須です。 -
家の中の土や破損物をスコップですくって土のう袋に入れていきます。 -
慣れてくるとただの作業と思ってしまいがちでしたが、ご本人さんの住み慣れた家であることを忘れないように気を付けました。
屋内の作業が中心なので日差しによる辛さはありませんでしたが、それでも猛暑の中、防じんマスクを付けながらの作業は本当に過酷で、文字通りヘロヘロになりました。
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土のう袋がなければできない作業です。物資の支援も大切だと思います。 -
2階はほぼ搬出が終わっていました。どれだけの時間がかかったのか想像もできません。
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軽トラックに積み込んでいきます。 -
ケガをするとその後の活動にも影響が出てしまうため、声を掛け合いながら作業します。 -
「20分作業したら、10分休憩」がルールですが、一生懸命になると続けてしまいがちなのでタイムキーパー役を決めてペースを保ちました。
休憩中、Bさんに撮影のご相談をし、快諾いただきました。
その後Bさん(女性)がやや高めの脚立に上ろうとされていたので、支えましょうか?とお声をかけたところ、
「いや、大丈夫です。はじめは怖かったけど、もう慣れました。毎日のことですから。」
そうおっしゃいました。
ただそれだけの会話でしたが、なぜかとても心に残りました。
奥にある脚立の一番上に乗って、土壁をはがす作業をされていました。
自分たちは今日来て、あと何時間かすると大阪に帰るけど、Bさんにとってはこれがあの豪雨から一ヶ月間、毎日続いてるんだと、当たり前のことを思い知らされ、できる限りのことをやりきって帰ろうとすぐに持ち場に戻りました。
(前編 ここまで)
最後までお読みいただきありがとうございました。
後編ではBさんにうかがった被災当日の話などをご紹介します。
関連リンク
■岩手のこと(2018.3.12)■
■茨木市のこと(2018.7.16)■
■泉佐野市での話~ボランティアに参加して(2018.9.17)■
■災害への備え、ど~してる?(2017.3.6)■
■倉敷市災害ボランティアセンター■
時期によって現地作業以外に物資支援などを呼び掛けていることがあります(外部サイトに移ります)
■倉敷市真備町で思ったこと(後編)(2018.8.20)■
■倉敷市真備町で思ったこと(後編)への反響(2018.9.17)■
■倉敷市真備町で思ったこと(前編)への反響(2018.8.20)■
アツタ
アツタ
スタッフのアツタです。
8月4日(土)、職場の有志10名で倉敷市真備(まび)町へお手伝いに行ってきました。
2回に分けて思ったことを記してみます。もしお時間ありましたらお読みくださいね。