アピエ2020年7月号
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トマト畑は和歌山を中心に奈良にも。露地栽培だから、太陽をたっぷり浴びて育ちます。ハグルマ㈱ 中野工場長ハグルマ㈱ 生産課 林さんハグルマの一般商品のケチャップは、主に外国産の6倍濃縮したトマトペーストから作られます。このもぎたてトマトから、そのまま作ったケチャップは、地元和歌山県と奈良県産トマトを使用し、しかも加熱濃縮は一回だけ。だから味わいがとてもフレッシュ。20年以上ずっと変わらない、ホッと安心できる味わい。生産量が少ないため、生協だけの数量限定生産で、毎年完売しているベストセラーです。14地域の農業の活性化を高齢化や人口の減少が進むなか、和歌山県産のトマトを使うことで地域の活性化につながり、農業の発展に貢献するひとつの手段になればと考えています。収穫したその日にケチャップに新鮮な生トマトから直接ケチャップに加工しているのは、たぶん当社だけ。その日のうちにトマトピューレにして、最終のケチャップまで一日で仕上げる工程になっています。地元の農業を支える一翼に採れたてトマトを使う最大の課題は、トマトの生産量を安定させること。「和歌山県内を中心に、生産農家さんとやり取りして、台風などの天候も考慮して生産スケジュールを組みます。2月に苗を配って出荷基準を確認。7月頃の収穫時期には、基準値のトマトを提示して色や状態の確認をします」と生産課の林さん。商品を売るだけでなく、地域の農産物を扱う場としての役割も担っています。ずっと変わらない、フレッシュなおいしさそれは、摘みたてのト

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