本部版アピエ 2023年10月号
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「きゅうり農家には夢がある!」を実現したい曲げ割る時のしなり それがおいしさの証農業はやりがいがある  次世代につながる働き方を整えたい みずみずしくて、シャキシャキとした食感のきゅうりを栽培しています。パリッとした固さはありませんが、水分を閉じ込めているので曲げ割ろうとするとギュンとしなるのが、中澤農園のきゅうりの特徴。割ったら、断面から水分があふれ出て、ひと口かじると旨み甘みが口の中に広がりますよ。 うちでは、収穫時に大きさや太さの選別をして袋詰めまでしています。他の場所に出して選別する必要がないので人が触れる回数が少なく、きゅうりのイボが維持できるんです。きゅうりはイボがあることで水分が抜けにくくなるので、鮮度を保った状態で組合員さんのもとにお届けできます。 きゅうり農家の義父のもとで就農したのは28歳の時。前職は会社員でした。台風被害など自然の厳しさもダイレクトですが、自分で考えて育て方に工夫を採り入れられること、努力が自分に返ってくることに農業のやりがいを感じています。「おいしかったよ」「中澤さんのきゅうりはみずみずしいね」など購入してくださった方からの声を聞けるのも励みになります。自分にとって、きゅうり栽培は人生そのもので、生きがいでもあり、家族を養うもの。「きゅうり農家は休みがない」と言われますが、「きゅうり農家は夢がある」と魅力を感じて就農する若手が増えて欲しいと願っています。そのためにも、自分が先陣を切って、今のきゅうり農家のありかたを変えていこうと考えています。本体産直きゅうりの産地のひとつ宮崎・中澤農園の中澤正裕さんに、きゅうり作りのこと、農業のことを取材しました。 339毎週企画10月3回バスケット25頁掲載品宮崎県サン・グリーン出荷組合・宮崎県サン・グリーン出荷組合・紀ノ川農協(和歌山県・奈良県)紀ノ川農協(和歌山県・奈良県)中澤農園 中澤正裕さん宮崎や和歌山などで栽培されるいずみ市民生協の産直きゅうり。中澤農園のきゅうりは23年10月3回~24年6月4回までお届けします。休みなしという働き方を変えたい。きちんと休んで、もろみ味噌を付けて食べて欲しい【産直】きゅうり【産直】きゅうり2本小キズ・軽微な曲がりあり小キズ・軽微な曲がりありしっかり働くのが理想おいしいきゅうり作りを追求し続けます!やった分だけ、いいものが作れる農業は自分次第の職業みずみずしさを味わうなら、138円(税込 149円)

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