CSRレポート2018詳細版
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待など)に対応したマネジメントシステムの運用が期待される」「各部署の政策執行課題で掲げた重点目標から乖離することを『リスク』として捉え、その要因である『脅威』や『機会』を明確にすることが求められる」「介護サービスの利用希望者の受け入れが可能であるかの可否の判断記録を残してはどうか」「再発防止処置が注意喚起やルールの周知徹底というレベルではなく、できるだけ作業手順を変えるなどの仕組みを強化することが求められる」「講じた再発防止処置が有効であったかどうかの評価(レビュー)ができていない」「消防訓練を実施した記録が残されていない。訓練をして、手順通りに実施できたのか、消防計画を見直す必要があるのかどうかの評価ができていない」「服薬マニュアルの文書管理が出来ていない。日付や承認者などがない」「店舗のリサイクルボックスに関する組合員コミュニケーションについて、月次の回収量だけでなく、こんなものに生まれ変わるなどの情報を掲示し、リサイクルにより協力しようと思っていただけるコミュニケーションをとってはどうか」⑤マネジメント目標や重点課題の進捗管理/不適合の再発防止「お届け明細や請求明細などの未誤配布が多く発生しているが原因分析が十分にできていない」「服薬事故の報告書に具体的な対策が明記されていない」⑥その他「事業所の近隣住民からの苦情の内容が所属長交代時に引き継がれていない」「うがいができるようにコップが配備されていない」「倉庫でカゴ車などの備品が目的外使用されている」「介護品質向上のための教育や研修計画の実行が人員体制の問題で計画通りにできていない」「デザインなどの制作発注において生協都合で納期の変更が発生しているが、発注書の補充書面で対応していない」「取引先の評価基準や再評価基準が定まっていない」「バイヤーの商談記録において取引先の確認の署名がない」「新規事業に関する業務フロー図が作られていない」⑦プラスの指摘「ドライブレコーダーの映像を会議で全員が見て安全運転の注意喚起をしている」「職員参加で職場の危険箇所や働きやすい職場づくりのための課題を集約して、必要な手立てを講じている」「各自の役割や改善課題を一覧で管理し、人材育成に活かしている」48部署・事業所(共同購入センター、福祉事業所、本部部署など)常勤役員、部長、所属長など70名監査対象部署内部監査員3.指摘事項の概要①安全運転「お買物便の配送車が走行中にステップが飛び出して事故が発生している」「部署独自の安全運転の取り組みができていない」「安全運転週間のビデオが視聴できていない」「週に一回の安全運転基準の唱和が一部で未実施」「安全運転日報の管理や点検の手順が明確になっていない」②食品安全プログラム「大型冷凍庫の温度点検の記録ができていない」「食品安全プログラムの管理手順を所属長が理解できていない」「食品安全プログラムと実態が違っている。プログラムの見直しができていない」「食品安全プログラムの監視手順が内部監査以外に規定されていない」③事業継続マネジメント(BCM)「MCA無線は所属長だけが操作でき、代行者の副責任者などは知らない」「書庫の上にコピー用紙などの重量物が置かれている」「代替え出勤の事業所が明確になっていない」「防災備品の発電機の動作確認をしていない」「入居者や利用者のご家族の携帯アドレスの収集ができていない」「コープラボの見学者を想定した震災や火災の避難誘導の対策や訓練ができていない」「業務携帯電話のバッテリー型の充電器が一部で支給されていない」④個人情報管理「鍵付き書庫が不足していて、個人情報の書類が会議室に放置されている」「パソコンの共有フォルダーにてパスワードがかかっていない個人情報リストがあった」「個人情報の預託先の管理に関する点検ができる仕組みが確立できていない」4.審査結果に基づく審査チームの結論など①審査で観察された不適合:重大な不適合0件、軽微な不適合0件気づき事項としての「改善の機会」が27件ありました②審査チームの結論ISO9001:2015及びISO14001:2015に基づく総合システムの構築とその実施が確認できました。世の中の動きも、組合員のニーズ・期待も大きく変化しています。変化を先取りし、それに遅れることなく変革をすすめてください。不適合指摘は無く、当該システムの上記「規格」への認証登録の継続を審査チームは可と結論し、判定委員会に報告し、審議を仰ぎます。5.審査の指摘事項(気づき事項)①「改善の機会」(気づき事項)が27件報告されました。主なものは下記の通りです。「いずみを取り巻く環境の変化(経営環境、社会環境、事業拡大、組合員のニーズと期実施期間 10月31日~12月4日実施期間 1月10日~1月12日ISO定期審査の報告1.審査の種類/機関/対象部署など①審査の種類:ISO9001(品質)とISO14001(環境)の統合審査②審査の登録範囲に含まれる部署・事業所:いずみ市民生協、コンシェルジュ、コープ大阪サービスセンターのすべての部署・事業所③審査機関:AUDIX Registrars株式会社(審査員4名)④今回の審査対象部署:経営者、管理責任者・事務局及び下記の部署・事業所 いずみ生協:共同購入センター3、福祉事業所5、本部部署等20 コンシェルジュ:運輸事業所1、店舗4、物流センター1、本部関連部署等62.審査の目的①いずみ市民生協のマネジメントシステムがISO要求事項に適合しているかの確認。②いずみ市民生協が該当する法令や規制及び契約上の要求事項を満たすことを確実にするためのマネジメントシステムの能力の評価。③いずみ市民生協が特定した目標を継続して満たすことを確実にするためのマネジメントシステムの有効性の評価など。3.審査の基準①適用規格(JIS Q 9001:2015、JIS Q 14001:2015)②マネジメントシステムに関し規定された規準文書の要求事項。③いずみ市民生協が構築したマネジメントシステムが取り決めたプロセス及び文書。「ACT(改善状況)+テーマ別監査」1.主な監査目的①テーマ別監査(安全運転プログラム、食品安全プログラム、事業継続マネジメント)。②個人情報や情報資産の管理状況の確認。③事業リスクの管理ができているか。④2017年に発生した「不適合」「事故・トラブル」「クレーム」などに対する是正/改善状況の点検。2.指摘件数 128件(不適合11件、要改善・検討72件、プラスの指摘16件、監査メモ29件)

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