CSRレポート2021年版
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特集社会的責任懇談会ごあいさついずみ市民生協グループの理念、社会的責任基本方針SDGsへのとりくみのまとめ《2020年度》新型コロナウイルス感染症に関する対応状況7つの社会的責任2030年ビジョン07コロナ禍での組合員活動について委員:消費者とのウインウインの関係構築について委員:委員:専務:2030年ビジョンで掲げる「もっとちかくに ずっとそばに」に通じるところだと思います。ご意見を受け止めて、今後の活動に生かして参ります。2020年度は、新型コロナウィルス感染症の影響で多くのとりくみができなかったとのことですが、2021年度はどのようにとりくみをすすめる予定でしょうか。専務:2020年度は新たな試みとして、産地見学をリモートで開催しました(P.16参照)。こうしたとりくみでは、新しい層の組合員参加がありました。実参加とオンライン双方のよい点を生かして、この後もとりくみをすすめたいと思います。現在、消費者庁で消費者志向経営を推進しています。これまでは、消費者庁は消費者の保護をテーマとしてきましたが、事業者・消費者間のウインウインの関係が大事と考え始めています。生協ですすめている食品ロスやエシカル消費のとりくみも、事業者目線だけではなく、消費者目線でどうしようとしているのか、消費者の行動をどう後押しできるのかが戦略としてわかりやすく説明できるとよいと思います。CSRレポートや社会的責任評価などにおいても、いずみ市民生協が普段から大切にしている消費者志向経営に関して、情報開示といったレベルではなく、積極的にアピールすることができればよいと思います。専務:ご意見を受け止めて、とりくみの中に組み込んでいきたいと思います。今後、消費者とウインウインの関係をどう築いていくかを考え、議論や情報発信や学習の場づくりなどをすすめていく必要があると感じました。これまでも、生協ではすすめてきたことと思いますが、原点に立ち返ってあらためて考えるよい機会ではないでしょうか。いずみ市民生協が消費者志向経営を言う場合、この地域の中で組合員、消費者、地域を大事にして、一緒にサスティナブルな社会を作っていくということはどういうことかのメッセージが明確になれば、生協をとりまく人たちにも理解されて意義目的が共有されやすいと思います。2020年度 第六回ACAP消費者志向活動表彰「消費者志向活動章」を受章しました懇談会を受けての専務理事のまとめコメントこの度は、貴重なご意見をいただき感謝申し上げます。いただきましたご意見は、今後の生協の役割発揮に向けて参考にさせていただきます。マスクの着用や手洗いの徹底、3密回避、ソーシャルディスタンスの確保、オンラインでの購買やコミュニケーション、テレワークといった「新しい日常」、ウィズコロナのくらしが当面続くことが予想されます。また、地域社会にはさまざまな課題が山積しています。こうした課題の解決に向けて、微力ではありますが生協が縁の下の力持ち的な存在になればと考えます。2021年度は、コロナ禍で浮上した課題や社会的変化に対して、積極的に対応していく1年と捉えとりくんで参ります。今後の事業と活動に対してお気づきの点がございましたら、引き続きご指摘をお願いいたします。本日は、誠にありがとうございました。

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