サステナビリティレポート 2024
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12345678910111213コープ・ラボ 高橋センター長コープ・ラボのようすいずみ市民生協では、「食品安全プログラム」を策定し、確かな品質の商品を安全にお届けするための努力を続けています。すべての商品の生産から販売、その後の対応までの工程で、安全管理および品質管理のルールや手順を定めて点検しています。「食品の安全」のためには、科学的な検査・検証が必要であり、その中心的な役割を担っているのが「コープ・ラボ(商品検査センター)」です。現在のコープ・ラボができたのは2010年ですが、いずみ市民生協では1987年より、「商品検査室」を構え、安全性の確認をすすめてきました。近海魚や米などに含まれるカドミウムや水銀などの重金属の検査生育地の土壌や水域の違いなどから、産地を判別する検査魚介類によるじんましんなどの原因となるヒスタミンを測定する検査異臭の原因究明のために原因物質を分析する検査異物混入の原因究明のために異物組成を分析する検査「食品安全プログラム」を運用し、いずみ市民生協の「コープ・ラボ」で食品の安全を確認しています。04適正な表示と組合員コミュニケーション「コープ・ラボ」の検査機能微生物による食品の腐敗や変敗、食中毒を防止する検査保存料・発色剤・着色料などが、仕様書どおりか基準内かの検査野菜や果物、米や農産物を主原料とした加工品を対象とした農薬検査肉類や牛乳、たまごなどの抗生物質や合成抗菌剤、ホルモン剤などの検査アレルギー物質の有無を検査し、表示が問題ないかの検証遺伝子組換え原料の有無や、米の品種、肉の畜種特定検査食品に含まれる放射性物質(セシウム134、セシウム137)の検査件数20,0801,3951,93934255782388863134105134605商品事故およびクライシス対応01商談から製造段階を管理03配送・陳列商品の管理(商品検査センター)02流通・仕分・出荷過程での品質・安全管理検査種類と検査件数検査種別微生物検査食品添加物検査残留農薬検査動物用医薬品検査特定原材料検査PCR(遺伝子増幅)検査放射性物質検査カドミウム検査総水銀検査微量元素検査ヒスタミン検査臭気検査異物検査「食品安全プログラム」の仕組み1201宅配・店舗の「商品調達管理プログラム」に沿って、仕様書の管理をはじめ、工場や産直産地の点検などを行っています。03「共同購入センター・店舗管理プログラム」に沿って、品温や防虫防鼠などの一般衛生、いたずらや犯罪防止のための安全管理などを行っています。05「商品事故調査管理プログラム」「クライシス管理プログラム」に沿って、事故発生時に危害の程度や緊急性などから通常・緊急・クライシスなどレベルに応じた対応を行っています。02宅配・店舗の「物流センター管理プログラム」に沿って、入荷時の品質や安全性の点検などを行っています。04「食品表示管理プログラム」と「組合員コミュニケーションプログラム」に沿って、表示の点検や、食の安全に関する様々な媒体での情報発信を行っています。コープ・ラボでの検査・検証食の安全を確保するためのとりくみ

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