事業継続関連の、ガイドを整理しました。全体を規定する「BCMガイド」を基本文書とし、その下に「震災」「台風・豪雨」「新型感染症」「サイバーセキュリティ」の4種の「事業継続計画」をまとめ、その下に各部の手順書をとりまとめました。もっとも大きなリスクの一つが「大規模震災による被害」です。発生確率が高いとされる「南海トラフ巨大地震」を想定して手順をとりまとめ、BCM(事業継続マネジメント)プロジェクトを開催し、対応をすすめています。震災対応訓練のようす防災備蓄品給油施設あゆみ野物流センターの大型発電機32●その他の対応震災で車両燃料の補給が困難になったときのために、あゆみ野物流センターに給油施設を設け、燃料の備蓄を行っています。ガソリン・軽油ともに24,000リットル規模のタンクを日常的に運用し、有事に備えています。あゆみ野物流センターでは、燃料充足時7時間半稼働する大型発電機を設置し、停電に備えています。●サイバー攻撃対応サイバーセキュリティの事業継続ガイドの整備に加えて、コープきんき事業連合と相互監査を行いました。セキュリティベンダーによる脆弱性診断の実施や、標的型攻撃メールの訓練を実施しました。サーバーやパソコンを攻撃から防御するための対策について、従来の対策に加えて、不審な挙動を検知して通知を行う仕組みを導入したことにより、より強固なセキュリティ対策が実現しました。事業継続●震災対応訓練グループ各社からマネジャーを中心に112名が参加し、想定シナリオに沿って各部門単位で対応をすすめました。コープきんき事業連合とも連携しすすめました。●安否確認訓練あらかじめ登録したメールアドレスや電話番号に、自身や家族の安否確認を返信する訓練を全職員・社員を対象に2か月に1回実施しています。●防災週間毎年1月に、過去の大震災での生協を中心とした被害と、発生の可能性が高い南海トラフ巨大地震などの情報を「防災週間ニュース」として全職員・社員に配布し、家庭での防災の啓発も行っています。●備蓄各本部や事業所ごとに、必要な防災備品や食料などの備蓄を行っています。備蓄品がある場所の共有や、リストに沿った有無、賞味期限の点検などは、毎年1月の防災週間に行っています。
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