品質保証レポート2021
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3いずみ品質保証レポート微生物検査のようす残留農薬検査のようす微生物による食品の腐敗や変敗、食中毒を未然に防止するため、新規取り扱い時や抜き取り検査を行っています。検査結果は取引先にフィードバックし、品質向上に役立てています。一般的に使用量が多い保存量、発色剤、着色料などの検査を中心に実施しています。商品が仕様書どおりか、また添加物が使われている場合、使用基準に適合しているかを検査しています。野菜、米、冷凍野菜、果物、農産物を主原料とした加工品の農薬検査を実施しています。牛肉、豚肉、鶏肉、牛乳、たまご、うなぎなどを対象に抗生物質、合成抗菌剤やホルモン剤などの検査をしています。1)遺伝子組換え原料の使用の有無を検査しています。2)米の品種特定の検査をしています。3)食肉原料の畜種判別の検査をしています。食品に含まれる特定原材料(小麦、乳、たまご、そば、落花生、えび、かに)の検査を行い、表示内容に問題がないか検証しています。食品中(近海魚やお米など)のカドミウムや鉛、水銀などの重金属検査を実施しています。1)微量元素検査とは、栽培地の土壌条件の違いなどから産地を判別する検査です。2)現在、15種類を検査しています。玉ねぎ、乾しいたけ、梅加工品、白ねぎ、ごぼう、しょうが、にんにく、黒豆、落花生、南瓜、里芋、塩蔵わかめ、昆布、うなぎ、牡蠣食品に含まれる放射性物質を検査しています。魚介類によるじんましんなどの症状の原因となるヒスタミンを測定検査しています。お申し出品を中心に異臭原因物質の分析によりその原因究明に役立てます。品質管理基準は、より高いレベルを維持するための基準です。不適合の結果であっても、商品の安全性に問題はありません。検査結果は品質管理基準に沿って判断し、結果によっては改善要請、改善指導、供給中止、商品回収などの対応をとります。検査(科学的検証)は、水際での抜き取りであり、商品のすべてを検査することはできません。そのため、工場点検や仕様書確認(社会的検証)を行い、商品の品質を確認しています。食品添加物検査のようす微量元素検査のようす①微生物検査②食品添加物検査③残留農薬検査④動物用医薬品検査⑤PCR (遺伝子増幅)検査⑥特定原材料検査⑦重金属検査⑧微量元素検査 (産地判別)⑨放射性物質検査⑩ヒスタミン検査⑪臭気検査コープ・ラボの検査機能商品検査コープ・ラボ(商品検査センター)はいずみ・わかやま市民生協の食品の安全の要(カナメ)です。食品の安全を確かなものにするためには、メーカーや産地との書面だけの約束(仕様書等の確認)では、不十分だと考えます。科学的に検査・検証することが必要であり、そのことが仕様書等の約束事をより有効なものにすると考えます。コープ・ラボは、コープきんき事業連合と共同運用している『いずみ市民生協の商品検査センター』です。

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