品質保証レポート2021
5/14

2020年度は165件(コープきんき内の生協分を含む)の臭気検査を実施しました。いずみ商品のお申し出でコープ・ラボへ検査を依頼した件数は111件でした。レンジで温めてると、チキンの部分からアルコール消毒のようなにおいがした。食べても消毒の味がしたので捨てました。件数20,665 1,998 1,371 249 165 126 106 88 83 77 67 29 25,024微生物残留農薬食品添加物放射性物質PCR微量元素総水銀特定原材料カドミウム臭気分析ヒスタミン動物用医薬品合計検査割合82.58%7.98%5.48%1.00%0.66%0.50%0.42%0.35%0.33%0.31%0.27%0.12%食品添加物 5%残留農薬 8%【臭気検査の結果】コープ・ラボでの臭気検査の結果、エタノールとリモネンが検出されました。エタノールは原料に使用されている「清酒」由来と考えられ、リモネンは、柑橘類の果皮に含まれる特有の強い香り成分で「薬品のにおい、カビくさい」と感じられることがある。この検査の結果から、お申し出のにおいは製品の原料由来のにおいと結論づけられました。放射性物質 1%微生物 83%その他 15%不明 2%洗剤臭 3%シンナー臭4%プラスチック臭6%石油臭 8%カビ臭 9%コープ・ラボの検査も8割以上は食中毒をふせぐための微生物検査です。薬品臭 53%いずみ品質保証レポート(2020年4月〜2021年3月)食品をお届けする上で、死亡や重大な健康被害に[異臭のお申し出の内訳]最もこわいのは、つながります。4(1)検査の効率と検査精度向上のとりくみをすすめました。残留農薬検査について自動前処理装置導入により検査結果日数を大幅に短縮し、微生物検査では菌種特定をすることで、不適合品やお申し出品の原因究明に役立てました。(3)臭気検査による不適合品やお申し出品の原因究明のとりくみをすすめました。商品事故のお申し出内容に、通常の食品では考えられないにおい(薬品臭・灯油臭・ケミカル臭等人体への影響が懸念されるもの)の申告があった場合、重大な事故や事件につながる可能性が考えられるため、すぐにコープ・ラボにて臭気検査を実施することとしています。特徴的な臭気検査(2)検査機能の充実をすすめました。グリホサート系農薬の個別検査法を確立し、輸入小麦や輸入大豆を原料とした食品について検証をすすめました。2020年度 コープ・ラボ検査数 年間25,024件の検査を実施しました。検査の内訳検査項目前進点微生物検査ローストチキンのレモン塩だれ【お申し出内容】食中毒2020年度報告

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る