品質保証レポート2021
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●混在をさけるため、一つの作業台で2つの商品の作業をしないこと。どうしても同時に作業を必要とする場合、2つの作業台に分け間隔をあけて作業を行うことで再発を防止します。【発生内容】2020年12月3回企画「滋賀コシヒカリ5kg」で、「食べたところカビくさい変なにおいがした」とのお申し出があり、回収した現品14品を、商品検査センター コープ・ラボで検査を行いました。結果、カビ臭のにおい成分が検出されました。【発生原因】においの発生原因と考えられるカビ臭成分が検出されました。使用されていた木製パレット等に使用されている防カビ剤がカビの作用によりにおい成分が発生し、米にその臭気が移染した可能性が考えられました。【対応】利用組合員1,064名に対して、もし商品に不都合があればお申し出をしていただく旨の連絡を行いました。【今後の対策】●JA倉庫で使用している木製パレットについて、カビ臭が移染しないよう、パレットへシートを敷くように変更しました。●米生産者の倉庫環境の調査を行い、カビ発生の要因となる箇所の環境改善をすすめました。●精米メーカーに対して、入庫時の玄米品質確認を徹底し、再発防止に努めるよう要請しました。また、生産者である一部農家で地面にゴザを敷いてその上に米袋を置いて保管しており、ゴザにカビが発生していた場合にはカビ臭が発生し、ここからにおいの移染の可能性が考えられました。大型テレビモニターの導入により、商品事故受け付け後のミーティングで、現物や異物の写真を拡大しながら全員で情報の共有をしながら現物確認と対応の評価をすすめました。【発生内容】2021年2月3回企画「小豆のあんドーナツ」を食べると、「栗あん」のものが1つあった。」とのお申し出が1件発生しました。【発生原因】「小豆のあんドーナツ」の包装作業の近くで「マロンドーナツ」の包装作業を行っており、「マロンドーナツ」製造後の残りを「小豆のあんドーナツ」の包装に投入したと考えられました。【対応】「マロンドーナツ」には、「小豆のあんドーナツ」には含まれないアレルゲンである「大豆」が含まれており、「小豆のあんドーナツ」の製品包材には「大豆」の表記がないことから、重大なミスとして調査を実施しました。【今後の対策】●「あん」のケースには必ず製品札を付け識別できるようにしました。混入していたマロンドーナツまた、対象商品の利用者へ電話入れを行い、大豆アレルギーに対する注意と商品回収の呼びかけを行いました。小豆のあんドーナツ製品の入ったケースと製品札いずみ品質保証レポート6重要事故報告 ①重要事故報告 ②商品事故対応の前進点

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