品質保証レポート2023
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●異臭のお申し出に対して、においの原因物質の特定と、におい物質の発生原因、発生由来等のデータを蓄積し、一覧化することで、においのお申し出発生時に早急に対応できる準備を始めました。2022年度の不適合は189件でした。不適合に関しては、管理基準の逸脱があった場合は処置を行い、必要に応じて同様の基準外が発生しないための本質改善として是正処置を行います。2021年度重点管理項目の合計は177件でしたが、2022年度は189件で12件増加しました。【学習内容】 臭気トレーニング宅配バイヤー、店舗バイヤー、物流担当者、品質管理担当者を対象に、商品の入荷時やお届けした商品に異常なにおいがするなどが起こった際に、迅速に正しい対応ができるように、毎年トレーニングを実施しています。トレーニングの目的①においの質を覚える(塩素臭、カビ臭、溶剤臭、腐敗臭など)。②嗅覚官能検査で感じた臭いを自分の言葉で表現する。③においの違いや感じる強さを識別する。このようなトレーニングを行うことで、お申し出品や取り扱っている商品での異臭発生時に原因究明・調査を正しくすすめる力を磨いています。417154471214311000254015189商品事故管理検査管理店舗管理物流センター食品工場その他合計※上記の「金属・プラスチック片の商品混入発生」の申告は、調査結果で問題なしとなる数を含みます。重点管理項目金属・プラスチック片の商品混入発生(身体被害なし含む)複数発生商品事故(同企画で3件)の発生食品衛生法違反(微生物)食品衛生法違反(農薬、食添、動物医薬)微生物管理基準(不合格ライン)違反店舗加工品のラベル表示間違い(添加物・アレルゲン)賞味期限・消費期限切れ商品の販売店内加工品への毛髪混入店内加工品への加工備品の混入(輪ゴムなど)店内加工品への金属、プラスチック片の混入ピック時に昆虫・ゴミ・仕分け器具の混入カッターで箱開梱時に商品を破袋させる外気温上昇による品温異常商品苦情(食品工場起因の商品事故)製造不良品(食品工場内の製造工程で発生した不良品)ルール・手順に対しての違反(2022年4月~2023年3月末)不適合件数いずみ品質保証レポート2食品安全プログラム重点管理項目不適合商品調達からお届け、その後の対応など、すべての工程で品質管理や安全管理に必要な項目を明確にし、重大事故が起こる前の防止対策として重点管理項目を監視しています。また、重点管理項目は年度ごとに見直しを行っています。前進点●遺伝子組み換え食品の任意表示制度が改訂されることをうけ、「食品表示管理基準」の改定をしました。今後の課題●消費者庁より「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の公表をうけ、「食品表示管理基準」の改定をすすめます。●消費者庁より「食品表示基準」の改正により「くるみ」が特定原材料に追加されたため、「食品表示管理基準」の改定をすすめます。2022年度報告

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