コープ・ラボの検査機能食品添加物 5%残留農薬 8%放射性物質 1%その他 3%微生物 83%①微生物検査微生物による食品の腐敗や変敗、食中毒を未然に防止するため、新規取り扱い時や抜き取り検査を行っています。検査結果は取引先にフィードバックし、品質向上に役立てています。件数19,232 1,865 1,195 206 167 134 99 82 80 63 55 32 23,210微生物残留農薬食品添加物放射性物質特定原材料臭気分析ヒスタミンPCR微量元素総水銀カドミウム動物用医薬品合計検査割合82.86%8.04%5.15%0.89%0.72%0.58%0.43%0.35%0.34%0.27%0.24%0.14%②食品添加物検査一般的に使用量が多い保存量、発色剤、着色料などの検査を中心に実施しています。商品が仕様書どおりか、また添加物が使われている場合、使用基準に適合しているかを検査しています。③残留農薬検査野菜、米、冷凍野菜、果物、農産物を主原料とした加工品の農薬検査を実施しています。ネオニコチノイド系農薬やグリホサート系農薬の個別検査も実施しています。いずみ品質保証レポート(2022年4月〜2023年3月)3検査の内訳検査項目前進点検査機能の充実をすすめました。●カビ検査手法の検討をすすめました。お申し出品や商品異常などによるカビ発生時のカビ種類をカビの形態から判断できるよう知識と経験を積み上げました。また分析機器による、カビ毒の産生有無を調べる検査手法の検討を開始しました。●グリホサート系農薬検査の精度を向上させました。除草剤のグリホサート系農薬や殺虫剤のネオニコチノイド系農薬の科学的検証として残留値実態調査を昨年同様に実施しました。グリホサート系農薬の検査手法を再検討し検査精度を向上しました。●異物特定検査の検討を開始しました。お申し出品など商品に混入のあった異物の特定を行うための検査機器を導入し異物組成分析の検討を開始しました。●産地判別検査を充実させました。産地判別検査では検査可能な16品目のうち産地偽装の高リスク商品を対象に科学的検証として7品目(梅、わかめ、たまねぎ、にんにく、うなぎ、椎茸、牡蠣)の実施をしました。※その他の判別可能な品目(白ネギ、ゴボウ、コンブ、ショウガ、黒大豆、落花生、里芋、 南瓜)※「あさり」の検査法を検討し中国生まれの中国育ちと日本生まれの日本育ちの判別 は可能となりました。2022年度報告2022年度 コープ・ラボ検査数 商品検査コープ・ラボ(商品検査センター)はいずみ・わかやま市民生協の食品の安全の要カナメです。食品の安全を確かなものにするためには、メーカーや産地との書面だけの約束(仕様書等の確認)では、不十分だと考えます。科学的に検査・検証することが必要であり、そのことが仕様書等の約束事をより有効なものにすると考えます。コープ・ラボは、コープきんき事業連合と共同運用している『いずみ市民生協の商品検査センター』です。
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