【発生内容】2022年10月3回企画「烏龍茶2ℓ」で、烏龍茶の中にボールペンが入っているというお申し出が発生しました。(2022年3月3回企画「ボトルコーヒー720㎖ 」、2022年4月1回企画「トマトジュース720㎖ 」でも飲料の中にボールペンが入っているというお申し出が発生していました。この2件を含め3件ともそれぞれ異なる配送センターでの発生でした。)【発生原因】お申し出現品は3品とも、ペットボトルのフタが開封されており、ペットボトルの中にボールペンが入っている状態で、製造時での発生は考えにくくイタズラの可能性が高い不可解な案件として、生協までの輸送工程、生協の物流センターなどの調査をすすめました。生協までの輸送工程の調査では、3品とも物流センターへの納品がケース単位となっており、開梱されていれば、物流センターでの荷受け時に気づくものと思われ、生協納品までの発生の可能性は低いと考えられました。物流センターを重点的に調査した結果、物流センターに設置してある監視カメラを確認しましたが、不審な行動などは確認できませんでした。また物流センターは顔認証入館システムを導入しており部外者が館内に入れない仕組みになっています。従業員が物流センター内に作業に入る際は、専用のボールペンも貸与しており、私物の持ち込みを禁止しています。今回発生した3件のボールペンは、それぞれ異なるボールペンで貸与しているものとも一致しませんでした。以上の調査から明確な原因の特定には至りませんでした。(警察および保健所には届出済)【対策】原因の特定には至りませんでしたが、いたずら等の可能性があるため物流センター内を総点検し、以下の対策を講じました。①監視カメラを増設しました。(現行カメラの死角を再点検し、数ヵ所増設)②ピック前の自動倉庫などの商品棚にイタズラ防止ネットを設置しました。③従業員の私物持ち込みルールの再意思統一を行いました。④発生事案について、従業員へ共有を行いました。(事案の共有と不審な生協の担当者がお申し出内容を正確に聞き取ります。内容は受付カードに詳しく記入します。お預かりしたお申し出品とカードを本部(品質管理部)に送ります。者・行動を見たらすぐに上司報告することを確認しました。)(上記対策は、宅配物流センターだけではなく、店舗物流センターでも実施)品質管理部では、お申し出現品を確認して、調査依頼先を確定します。確定した取引先などへ送付します。組合員さんのお申し出はすべてこの手順で調査されています。基本は、品質管理部よりその商品を製造した取引先に現品を送付して原因調査と改善案の報告を受けます。場合によっては、生協内の物流センター、店舗や商品検査センターにも調査・検査を依頼します。②折り畳み通い箱に商品を詰め合わせる際にも、異物の混入などの不具合がないかの確認作業を強化することで、異物混入の再発を防止します。【発生内容】2022年11月3回企画 ドライ配送商品折り畳み通い箱の内袋の外側にプラスチック製の画びょうが混入している、とのお申し出が1件発生しました。【発生原因】異物は、頭部が透明なプラスチックとなっている画びょうでした。あゆみ野物流センターでは、折り畳み通い箱について1日1万箱ほど水圧洗浄を行っています。商品の詰め合わせを行う前に、コンベアによって自動で運ばれる折り畳み通い箱をひとつひとつ汚れていないか、異物混入はないかを担当作業者が目視にて確認を行っています。その後、コンベアで運ばれた折り畳み通い箱に商品の詰め合わせを行います。目視にて折り畳み通箱を確認している際に、汚れや異物混入が発見された場合は、コンベア上から撤去し洗浄室へ移し、水圧洗浄を行っています。あゆみ野物流センターでは画びょうの使用はなく、このことから詰め合わせ作業中に混入する可能性は低いと考えます。今回の異物は、配送で使用後の空の折り畳み通い箱を回収し、あゆみ野物流センターへ戻ってくる間に異物が混入した可能性が考えられます。また、折り畳み通い箱内にお申し出異物が入っていたにも関わらず、あゆみ野物流センターでの目視点検で見逃してしまったことから、そのまま商品の詰合せをてしまったものと考えます。【対策】①折り畳み通い箱の隅などに異物の混入していないか、また汚れなどがないかの確認・点検を強化するよう作業者に指導を行いました。品質管理部では、取引先より原因調査報告と改善案報告を受けて、再発防止策が有効かなどその適切性を判断します。場合により、その商品の製造工場点検を行います。取引先より受けた調査報告書(回答)を配送時や店舗で組合員にお届けします。宅配利用者で希望される方には郵送にて回答をお届けしています。いずみ品質保証レポート6重要事故報告 ①重要事故報告 ②お申し出対応の流れお申し出受 付調査・原因究明対応・改善ご報告
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