いずみ品質保証レポート2025【2024年度報告】
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検査割合81.84%8.01%5.43%1.07%0.93%0.58%0.44%0.33%0.56%0.29%0.36%0.13%0.05%100.00%臭気検査の結果コープ・ラボでの臭気検査の結果、アリルイソチオシアネート(わさび、ニンニク臭)とジメチルジスルフィド(薬品臭)、ジメチルトリスルフィド(薬品臭)が検出されました。アリルイソチオシアネートはアブラナ科植物由来の辛味成分であり、生育期に高温にさらされたり、雨が少なかったりすると多く生成されます。アリルイソチオシアネートはキャベツをゆでたり切ったりすると分解し、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィドが生成されます。今回、袋を開けた瞬間に強く薬品臭を感じたということで、袋の中に臭気成分が蓄積し、より強くにおいを感じた可能性が考えられました。食品添加物 5.43%残留農薬 8.01%放射性物質 1.07%その他 3.65%微生物 81.84%件数20,3451,9911,350267230144109811387190331224,861(2024年4月〜2025年3月)微生物残留農薬食品添加物放射性物質特定原材料臭気分析ヒスタミンPCR微量元素総水銀カドミウム動物用医薬品異物合計食品をお届けする上で最もこわいのは食中毒です。死亡や重大な健康被害につながります。コープ・ラボでの検査も8割以上は食中毒を防ぐための微生物検査ですいずみ品質保証レポート袋を開けた瞬間、薬品のにおいがし、鼻が痛くなるほどのにおいでした。検査センター紹介動画4お申し出内容検査機能の充実をすすめました。●食物アレルギーの義務表示対象品目に「くるみ」が追加されたことを受け、検査法の検討を進め、特定原材料検査で「くるみ」の検査が可能になりました。●有機フッ素化合物(PFAS)が社会問題になっていることを受け、飲料水での検査法の検討を開始しました。●確かな検査結果を維持するために、残留農薬検査で使用する「液体クロマトグラフィー質量分析装置」、重金属検査で使用する「原子吸光高度計」、放射性物質検査で使用する「NaIシンチレーション検出器」を最新機器に更新しました。検査の効率化と検査精度向上のとりくみを進めました。●検査結果の信頼性を確保するため、外部機関の精度管理試験に参加し、コープ・ラボでの検査の適合性を確認しました。●産地判別検査では、検査可能な16品目のうち、産地偽装の高リスク商品を対象に科学的検証として13品目(たまねぎ、乾しいたけ、梅加工品、白ねぎ、ごぼう、しょうが、にんにく、落花生、里芋、塩蔵わかめ、うなぎ、牡蠣、あさり)の検査を実施しました。臭気検査●お申し出品を中心に2024年度は144件の臭気検査を実施し、内92件で臭気原因物質を特定し、原因の究明に役立てました。特徴的な臭気検査2024年度報告2024年度 コープ・ラボ検査数 年間24,861件の検査を実施しました検査の内訳検査項目前進点コールスロー

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