いずみ品質保証レポート2025【2024年度報告】
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●今回のカビ発生の原因は、スライスした食パンを並べ、10枚手に取り包装機に投入する手作業の際に、包装作業担当者の手指(手袋を着用)のアルコール消毒が不十分なまま製品に触れてしまったために汚染が発生し、流通段階以降でカビが発生したと考えられました。●脱酸素剤投入機は、カバー内で脱酸素剤が詰まった場合などのトラブル時にカバーを取り外して清掃を行っていますが、脱落した蝶ネジ部分の欠落や緩みについての確認はしていませんでした。●今回、包装ラインの真上にある脱酸素剤投入機のカバーにある蝶ネジが、真下にある包装ライン内の饅頭に落下し付●このたびの異物は、包装前の金属探知機を通過後、脱酸酸素剤投入工程を通過時に落下・付着し、個包装されたと考えます。また、異物が金属製であったため個包装後の逆金属探知機(金属が検知される場合は通過、金属が検知されない場合は商品を排除)をそのまま通過し、製品化されてしまったと考えられました。●当該工場管轄の保健所へ報告を行い、工場監査にて上記対策を実施していることを確認しています。検品しながら商品10枚を手に取り包装機に投入します。着したものと考えます。いずみ品質保証レポート6【発生内容】商  品:2024年8月3回企画「サンド用食パン10枚」お申し出:「届いた翌日にカビが生えた」などのお申し出が4件発生【発生原因】●製造工場では、製品の衛生管理として、包装作業担当者はビニール手袋を着用し、アルコール消毒を行った後作業を行うルールとなっています。●本商品は、専用スライサーにて1本の食パンを32枚にカットし、ビニールを敷いた専用容器に置き、作業者が手作業で【対策】●包装作業担当者には、製品以外のものに触れた際には、確実にアルコール消毒を行うように再度指導を実施しました。ビニール手袋にアルコールを噴霧後は、手をこすり合わせアルコールをなじませるルールを徹底します。●ビニール手袋は30分毎に新しいものに交換することを新たなルールとします。●各製造機器に清掃手順書を定め、決められた清掃スケジュール通りに実施することを継続します。【発生内容】商  品:2024年9月1回「まんじゅう5個」お申し出:「商品を袋から出すと、裏にネジがくっついていた」【発生原因】●製造ラインの脱酸素剤投入機のカバーを止めている蝶ネジが1本外れており、形状やサイズ、材質が一致いたしました。●製造工場では、焼成・冷却した饅頭を目視検品後に金属探知機を通過させています。本商品は鉄粉が含まれた脱酸素剤を使用していることから、金属探知機で饅頭に金属異物の混入がないこと確認したのち、包装ラインへと乗せ替え脱酸素剤と一緒に個包装しています。【対策】●金属探知機以降から個包装までの間での異物混入を防ぐため、商品が通過するレーンに異物混入防止用カバーを設置します。また、普段からネジを取り外す箇所については、生産開始時・生産終了後・取り外した際に機械部品の欠落や緩みがないか記録管理を行う運用マニュアルと、ネジを取り外す際のネジ一時保管運用マニュアルを作成・運用し、再発防止に努めます。重要事故報告 ①重要事故報告 ②

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