日3 大阪いずみ市民生活協同組合は、2024年11月に創立50周年を迎えます。 今申し上げます。まで、組合員のみなさまをはじめ、多くの方々のご尽力で、この記念すべき年を迎えることができますことを心より感謝 私たちの創設の歴史は、50年前、二度にわたるオイルショックによる狂乱物価・物不足の中、共同購入をしていた7つのグループによって立ち上げられた生協設立準備会から始まりました。賛同署名1,982名、実出席827名、委任状1,156名の参加で創立総会が開催され、1974年11月5日、大阪いずみ市民生協が誕生しました。 創立宣言には、『「生活と健康を守る砦」生協をつくるために、各人各様さまざまな苦労を味わってきました』とあり、また『さまざまな考え方や意見のちがいを乗りこえて』『みんなで力を合わせ』『地域社会における責任の重大性を認識しつつ』生協の発展のために奮闘すると締めくくられています。創設にかかわられた方々の苦労や努力は、並大抵のものではなかったことでしょう。その後も急速な事業規模拡大や組合員ニーズの多様化に、寝食を忘れて邁進された先人たちによって、いずみ市民生協は発展し続けてまいりました。 しかし、バブル崩壊の影響が国民生活に重く圧し掛かり、組織の躍進に陰りが出始めた1997年には、あってはならない不祥事が発覚し、組織存続の危機を迎えます。組合員はもとより、全国の生協関係の方々に多大なご迷惑をおかけする社会問題となり、大阪府をはじめ、日本生協連、関係各方面からのご指導、ご鞭撻をいただきながら、組合員と役職員の民主的な自治の力をもって信頼回復に全力で取り組みました。同時に、事業・経営の改革をすすめ、全国の仲間や他企業様の実践に学び、奮闘・努力を積み上げてきたことは、現在も「愚直なまでに誠実に実践する」組織風土として染みついていると自負します。 今日までの発展には、何時いかなる時も、組合員の活発な活動がいずみ市民生協を支える大黒柱であり、またすぐそばには、全国の生協の仲間とお取引先のみなさまのご支援がありました。みなさまのご協力と役職員・社員の奮闘の賜物としての「今」、そして「これから」があることに感慨を覚えるとともに、改めて感謝し、お礼申し上げます。 これからも、いずみ市民生協は、愚直に、確実に、協同組合の理念を実践し、この大阪の地で発展し続けていく所存です。先行きの見えない国際情勢、急激なインフレーション、物価高等、厳しい環境下ではありますが、将来投資をすすめ、50年先にも存続し続ける盤石な事業経営基盤を整え、地域のみなさまに「もっとちかくに ずっとそばに」価値を感じていただける生協を次世代に引き継いでいくことを、現理事会を代表しお約束いたします。 今後とも、みなさまの変わらぬご指導・ご支援をよろしくお願い申し上げます。こんにち大阪いずみ市民生活協同組合理事長 勝山暢夫理事長挨拶
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