機関誌いずみ 2023年5月号
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参加者の様子スタッフのみなさん(右端:代表の梅川さん)TOMATO活動の拠点となっている古民家サポーター登録の詳細はこちらから10とまとちゃん福祉基金組合員サポーター随時募集子どもたちのサポートを目的とした地域での活動が広がり、継続できるよう支援します。一口100円からサポートできます。特定非営利活動法人 COCOいこっと活動地域:阪南市子どもたちの笑顔に接して 当初は「福祉が嫌い」という先入観があった梅川さんですが、福祉の現場を体験し、子どもの笑顔に接して、「この子どもたちには居場所が必要だ」と、強く心を動かされたのが、この活動を始めるきっかけだったそうです。 2019年にはNPO 法人格も取得し、補助金やDIYで改装した古民家は、すっきりと落ち着いたステキな居場所になりました。居間や床の間は和風の食卓に、フローリングの洋間や縁側はカフェ風になっています。新型コロナウイルスの感染も落ち着き始め、テーブルの上を仕切っていたアクリル板もようやく外せて、古民家には、子どもたちの元気な笑い声が響いていました。 「今度は朝食堂を開催して、ご近所のお年寄りにも気軽に使ってもらいたい」。それが梅川さんの次の夢だそうです。みんなが気軽に立ち寄れるみんなが気軽に立ち寄れる古民家の居場所古民家の居場所阪南市で居場所づくりをすすめる「COCOいこっと」は、2018年に南海本線「尾崎駅」近くでスタート。2020年からは阪南市貝掛に居場所を移して、子ども食堂や食べ放題500円カフェなどユニークな活動を展開されています。未来へつなごう!とまとちゃん福祉基金古民家を借りて「地域食堂いこっとや」を開催 代表の梅川さんは、障がい者福祉の現場に13年間携わる中で、「取り残されていく子どもたちの姿に心を痛めた」と言います。これをきっかけに、ひきこもりボランティア活動の「COCOいこっと」を立ち上げ、そこから活動を発展させてきました。 現在開催している月4回の「地域食堂いこっとや」と2か月に1回の「食べ放題500円カフェ」の活動を支えているのは、料理担当のベテラン主婦3人と、財政担当の元校長先生、そして代表の梅川さんの5人です。 子どもはもちろん、ご家族やご近所のお年寄りも参加でき、みんなが気軽に立ち寄れる居場所をめざし「地域食堂いこっとや」と名付け、毎週木曜日午後5時から8時まで開催。とまとちゃん福祉基金は、ここで使われる食材や調理備品の購入費などを支援しています。

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