機関誌いずみ 2023年5月号
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2親親子子孫子第2順位第3順位第1順位POINT1相続人は相続順位によって決められています。兄弟姉妹 人生の最期を迎えるときには、様々なことの整理が必要です。その中でも大きなポイントになるのは、「家族・親族関係の把握」と「財産整理」。まずはこの2つの重要性について考えてみましょう。 最近、「終活」ということばをよく聞くようになりました。終活は、“人生の最期を迎えるための準備”との認知は広がってきましたが、実際には「何から始めればいい?」「具体的にはどうすればいい?」などはっきりとイメージできていない人が多いのではないでしょうか。「終活」は遺された家族に迷惑をかけないため、そして何より、自分にとっても残された人生をより有意義にするための前向きな活動です。今回はそんな「終活」について色々と考えてみましょう。兄弟姉妹が死亡している場合配偶者は存命していれば常に相続人となります。子が死亡している場合▶配偶者と 子どもがいる→相続人は 配偶者と子ども▶子どもがなく 配偶者と親がいる→相続人は配偶者と親▶独身で子どももおらず、 両親は他界。兄弟姉妹がいる→相続人は兄弟姉妹兄弟姉妹亡くなった方配偶者甥・姪お話いただいたのは…相続手続支援センター関西 所長長井 俊行さんあなたの相続人は?親 近年、核家族化、少子化に伴い親族間の関係も薄くなっています。「親族はいるけどほとんど連絡を取っていない」、「兄弟姉妹は同じように高年齢。もしものことを任せることは難しい」など、いざという時に助けてもらいにくい環境の方も多くなっています。今後のことを考え、老後や遺品整理などをサポートしてくれる家族、親族、友人、終活のサポート関連団体などを見つけ、元気なうちにきちんと話し合いをしておくことが大切です。元気なうちに準備をすることで、もしもの時に遺された相続人の負担を減らすことができます。本人の事情や財産状況をよく知った信頼できる「人」と情報共有を始めることが、「終活」の第一歩なのです。今月の特集「終活」のための2つの重要ポイントとは?〜自分らしい最期を迎えるために〜家族・親族関係をきっちり把握し、理解する!元気なうちに考えたい!それぞれの終活

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