日本人向けに品種改良されたものです。※ネギ、大根、白菜も外来種お店に並んでいる野菜はほぼ外来種⇒6資料提供:農林水産省 農林水産技術会議事務局第1回 ゲノム編集技術はSDGsの目標達成 に貢献第2回 育種・品種改良について第3回 ゲノム編集技術による品種改良とは第4回 まちがった情報や誤解食べられる栽培化(選抜)食べられない参考:農研機構 「バイオステーション」 https://bio-sta.jp/おいしい大きい栽培しやすいイネ栽培 メンデルの法則 遺伝子組換大豆古代 1〜2万年前自然界からの有用種(突然変異)の選択1865年 (放射線・化学物質の使用)人為的な突然変異近世ゲノム編集技術将来品質改良(育種)遺伝子の変化※アルカロイド系毒素トマチン遺伝子組換え有用種どうしの交配数十年前1996年 現在 私たちがおいしいと思う品種を作り出してくれる人たちがいて、農家の人がそれを育ててくれるから、私たちは、食べ物に困らずにくらしていくことができます。ゲノム編集技術は、品質改良の新しい技術の1つです。第111回作物野生種多様な作物 例えば、野生のトマトは小さく、固く、あまりおいしくなく、毒(※)が含まれているため食べられないものもあります。原種のトマトゲノム編集食品を理解するためのお話 4回シリーズ 育種・品種改良について第2回「野菜や果物は、自然のモノでも天然のモノでもありません」■農業が始まる前、人類は野生植物を採って食べていました。■品種改良とは お店に並んでいる様々な野菜や果物は、人間が長い年月をかけて野生の植物から作り出したものです。 おいしい、形がよい、実がたくさんなるなどより良い品種が作り出されてきました。それを品種改良といいます。■品種改良の歴史■品種改良は、遺伝子の変化によって性質が変化する ことを利用しています。 見た目や性質の変化は、設計図である遺伝子の変化で起きています。 育てていると、ごくたまに見た目や味などが変わったものが見つかることがあります。その中から目的の性質(おいしい、病気に強い)を持つものを選んで育てると、子孫にずっと受け継がれることがあります。また、違った性質を持つものをかけあわせて(交配)子孫を作ると、新しい性質の子孫を作ることがあります。食の安全「基本のお話」
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