カレーライスに並ぶ子どもたち継続的な居場所をめざして 食事は調理室隣りの会議室を使って、午後5時から45分ずつ3交代制で実施。お弁当の配布場所として1年半活用してきた会場だけに、開催時間前に慣れた足取りで子どもたちがぞくぞく集まってきました。テーブルを囲む女の子の1人が、目を輝かせ「楽しみで昨日は眠れなかった!」と、カレーライスを頬張っていました。 コロナ禍でも縁日イベントを年3回、フードバンクや子どもの制服ゆずりあいなど、子どもたちの期待に応える居場所としての活動が定着しつつあります。 夏休みには、子どもたちに軽食を提供しながら勉強ができる「宿題カフェ」も開催しました。 「居場所を継続して運営できるように、将来は法人化したいのですが、いまはまだ目の前の課題が一杯です」と、坂田さんは語ります。子ども食堂のようすTOMATO本日参加したボランティアさんと代表・坂田さん(前列左から2人目)サポーター登録の詳細はこちらから10お弁当配布の活動から、ようやく従来の子ども食堂の開催へ。子どもたちの賑やかな声が響く、忠岡町の「子ども食堂WAWAWA」を訪問しました。子ども食堂WAWAWA 活動地域:忠岡町未来へつなごう!とまとちゃん福祉基金組合員サポーター随時募集子どもたちのサポートを目的とした地域での活動が広がり、継続できるよう支援します。毎月一口100円からサポートできます。賑やかな声が響く子ども食堂子ども食堂賑やかな声が響くとまとちゃん福祉基金ママ友たちが、子ども食堂を設立 毎月1回水曜日の子ども食堂のほか、学習支援やふれあいイベントを開催し、「町の人々と子どもたちがつながれる居場所を作りたい」。そんなママたちの思いと行政の政策が一致し、忠岡町文化会館の無料貸し出しが実現。2021年9月、「子ども食堂WAWAWA」は、5人のママ友が中心になり設立しました。 しかし、新型コロナウイルスの長引く影響もあり、対面での活動ができず、子ども食堂はお弁当配布が続きました。その間にもお弁当数が増え、いつの間にか150食にまで広がりました。 訪問した6月末、初めて対面による子ども食堂が実現。午後3時、会館3階にある調理室を覗くと、ボランティアのママさんたちが、カレーやサラダづくりに奮闘中でした。「参加人数の想定が難しかったので、今回のメニューは臨機応変に対応できるカレーライスにしました」と代表の坂田さん。
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