※「太もずく」と「糸もずく」の違いは?赤土流失による海洋汚染を防ぐためのベチバーの植え付け体験美しい久米島の海岸に、ごみがたくさんありショックでした。そんな中、久米島のみなさんが環境保全の取り組みに注力され、もずくが生産されていることを知りました。もっとたくさんの人に知ってもらい、基金が発展することを願います。実際に漁協に伺い、水揚げされたばかりのもずくを拝見、試食をさせていただきました。想像以上に収穫量が多く、なくならないのか不安になるほどだったので、安定した供給ができているのだなと実感しました。一番感じたことは「もずくに対する愛情」です。豊かな自然の中で、島の環境ごと愛情を持って栽培されている姿が印象的でした。違う種類の海藻です。「太もずく」は、褐藻類・ナガマツモ科の「オキナワモズク」という種類です。繊維の内側にぬめり成分があり、コリコリっとした歯ごたえのあるものがよい品質です。「糸もずく」は、褐藻類・モズク科の「モズク」という種類です。繊維のまわりにぬめり成分があり、ヌメリがあって柔らかく、なめらかな口あたりのものがよい品質です。美しい久米島の海でもずくが生産されていましたもずくの加工場見学海岸の漂着ごみを拾う活動4久米島産もずくの特徴久米島漁協で取れたもずくは、海産物のきむらやへ入荷します。その方法として塩をつけて保存する塩蔵と生凍結があります。太もずく(※)は塩蔵での入荷が主流。一方、収穫した糸もずく(※)は塩蔵を行わず、生凍結します。これにより、糸もずくが持つ最大の特徴である豊富なヌメリが損なわれることなく、滑らかで口当たりの良い製品に仕上がります。他メーカーでは糸もずくも塩蔵にするところもありますが、久米島漁協のこだわりで、ヌメリを大切にするためにあえて生凍結での入荷となっています。また淡水の混ざる海域も少ないので、鮮やかな色に仕上がるのも特徴です。「産地を訪ねる旅プラン」で交流を深めました! 産直といえば、組合員と生産者が交流する「産地を訪ねる旅プラン」。 4月下旬に「久米島コース」を4年ぶりに実施し、19人の組合員が参加。久米島漁協のみなさまと交流を深めました。
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