ベジブロスイメージ〈 例 〉▶大根のおろした後の汁は、お味噌汁に入れると風味が豊かになる。▶キャベツの芯は、細かく切ってお好み焼きに入れる。▶カブラの葉と茎は炒め物にしたり、皮は浅漬けや甘酢漬けにする。4 今は1年中、野菜が収穫されるので、季節感がなくなってきています。しかし旬でない野菜は温室での栽培となり、CO2の排出など環境に負荷がかかるため、旬の野菜を摂るように心がけています。また、遠方の産地の野菜は運送などでガソリンを使用するため、なるべく地場野菜を購入。調理面では、しっかり蓋のできる鍋で蒸し煮にするなど、弱火加熱を心がけています。 野菜はどの部分も無駄にしないように使い切ることを心がけています。例えば、ピーマンの肉詰めは、わたや種も取らずにソテーにします。料理に使えそうにない白菜やキャベツの芯、たまねぎ、にんじんのヘタや皮、白ネギの青い部分、セロリの葉っぱなどは煮出して野菜の出汁(ベジブロス)を作っておきます。出汁は様々な料理に利用できるので便利ですよ。また、根野菜は保存性がよく日持ちがするため、無駄にしにくいのでおすすめです。「ここは捨てる」と思い込んでいる部分もアイデア次第でおいしく食べることができます。野菜は無駄なく使い切ろう1. 環境負荷を減らす2. どの部分も無駄にしない フードロス削減を心がける「私たちができる野菜のSDGsとは?」堀之内さんが考える
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