アドバイス苦手な野菜をまったく食卓にのせないのではなく、出し続けることが何よりも大切です。「この子は食べないからもういいかな」と、だんだん諦めモードになることも多いでしょう。でも、食べようとしなくても「一口食べてみて」と必ず言ってみてください。そして、少しでも食べたら褒めましょう。親も隣で同じように食べて「おいしい、おいしい」と言うことも大事です。また「全部は食べなくていいからね」と逃げ道を作ってあげましょう。無理に食べさせると逆効果で、更に食べなくなる可能性もあります。時間が解決するところもあり、野菜が大嫌いだった私の息子たちですが、今では驚くほど野菜好きになっています。QAQAQA5今月の特集子どもが野菜を食べられるようになるにはどんな工夫をしたらいいですか?好きな食べ物の中に苦手な野菜を忍ばせる、食べやすい大きさに切るというのが基本です。唐揚げの衣に苦手な野菜の千切りやパセリなどを入れて混ぜるなど、あまり目立たないように、まるで忍術のように隠すことも有効です。また、にんじんを普通に千切りにしただけでは逆にモサモサして食べにくくなります。そこでチーズと一緒に炒めて滑らかさを加えるなど食べやすさ、食感を考えたひと工夫が大事なのかもしれません。子どもが緑色の野菜をあまり食べません。どうしたらいいですか?親が子どもに野菜を食べてほしい理由は、ビタミンやミネラルなどの栄養素も摂ってほしいからではないでしょうか。無理をせずに、まずは代替品で嫌いな時期をしのぐのも選択肢の一つです。例えば芋類やかぼちゃ、海苔、わかめなら比較的食べやすいかもしれません。栄養のバランスを心がけながら、少しずつ緑色の野菜にも挑戦していきましょう。子どもは美味しそうに食べる日と、そっぽを向いてしまう日があります。好みは変わるのですか?運動をした日、またはお腹が空いているかどうかにもよると思います。もちろん気分もあるでしょうし、反対に一回食べたからと言って次も食べるとは限りません。ただ、子どもの味覚は大人より鋭く敏感なので、野菜のえぐみとか苦味とか辛味などを感じやすいようです。だから苦手と感じるということは反対に「味覚に優れた子なのかな?」と考えて、気持ちを楽にしていきましょう。大人になったらおいしいと思えるようになることが多いですよ。投稿が複数ありました。そこで堀之内さんにアドバイスを伺いました。 カラダの健康を維持するためには、栄養バランスのよい食事を摂ることが大切です。なかでも肉や魚に比べ不足しがちな野菜には、栄養素がぎっしりと詰まっています。茎もヘタも皮もすべての部分も無駄にしないフードロス削減を心がけながら、しっかりと食べて、寒い時期を乗り切りましょう。まとめ子どもたちに野菜を食べてもらうには?食べなくても出し続けることが大切です3月号で募集した組合員の子育てについての悩みで、野菜を食べてくれないなどの
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