辛い2不満たれ疲 毎日の忙しい生活の中で「家族の些細な行動につい怒ってしまう」「仕事で同僚にイライラしてしまう」などと感じることはありませんか? 「アンガーマネジメント」は、そのような感情を上手にコントロールするためのスキルです。自分の「怒り」のタイプを知り、何に怒りを感じやすいのかを知りましょう。今回は自分や相手の褒め方もあわせてご紹介します。心配不安お話を聞いたのはBrush Up Production ANys(アニス) 代表 フリーアナウンサー/人材育成講師(講演・研修)島津 ゆう子さん大阪市出身。フリーアナウンサーとして活動する傍ら、講師としても活動。また海外でも“日本流のコミュニケーション術”についての研修やセミナーを行う。官公庁・企業・医療・福祉関係や教育機関等の人材育成や、国内外の小中学校を中心に、マナーの意味と命の大切さを伝える「ゆう子リンのマナー講座」活動を行っている。これまでの受講者は海外を含め2万人を超える。ホームページはこちら日々たまる感情(第一次感情)あふれて怒りに 1970年代にアメリカで生まれた怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。日本でも企業や教育機関などに導入され、プロアスリートのメンタルトレーニングとしても注目を集めています。 また誤解されがちですが、このアンガーマネージメントは「怒らないこと」が目的ではありません。「怒る必要のあることは上手に怒る、怒る必要のないことは怒らない」を目標としています。怒りのメカニズム まずは、怒りの感情が起こるプロセスを知っておくことが大切です。「怒り」とは、自然な感情の1つで時に必要なこともありますが、感情を制御できなくなると、人間関係や仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。 こころをコップに例えると、悲しみや悔しさ、不安などのマイナスの感情がコップに溜まってきて、あふれてしまったときに、「怒り」が出てきます。さらに、怒りを上手に表現できないとストレスがたまります。怒りは、こころの中の思いを発散する役割を持っているので、自分の感情を上手にコントロールすることはとても大切です。今月の特集怒りアンガーマネジメントとは?人生の主役は自分!アンガーマネジメントを知って、毎日のイライラを解消しよう!
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