3※根を大切にするために、雑草や土壌病害対策で使用する除草剤や土壌消毒剤は使用せず、ハウスを締め切り温度を60℃〜70℃に上げて太陽熱消毒をしています。6いらなくなった葉や脇芽を除去する作業14ます。5誘引伸びた樹が倒れないようビニール紐等で吊り、伸びる毎に下げていく作業葉かぎ・芽かぎ7収穫1段目の花が咲いてから約60日程度で収穫が始まります。※⑤〜⑥の作業繰り返し作業を行い 私たちは、子どもたちがもう1個食べたい!と思うトマト作りをめざしています。食べた時に噛み応えがあり、さらに果肉がまとわりつくような食感も特徴です。糖と酸のバランスも重要です。採れたては酸味が先に感じられますが、収穫後1週間ほどでフルーティな香りとまろやかなコクが生まれ、程よい甘味が生まれます。通常のフルーツトマトの糖度は7度からですが、私たちのトマトは基本8度以上からで、「めちゃうまシリーズ」は9度あります。 トマトは果樹と違い、1段目は収穫間近だけど、5段目はまだ花が咲いたばかりなど、1本の樹に実と花が同時に付きます。下の方は実の色がつく前なので水はあまりいらないけど、5段目の花は水がたくさんいるなど、水分の求め方も違います。これらを同じ根っこでちょうどいい水加減で管理しないといけないのは本当に大変です。また、ハウスは温度を保ちながら湿度は上げないというのが鉄則。湿度が高いと病気になるので、ハウスの開け閉めの管理をこまめにすることが重要です。生育は天気によっても左右しますが、最近は数時間先の天候予測がかなり正確になって助かっています。昔は雲の予想でハウスを開けていたら雨が降ったりとか(笑)。台風が近づくとハウス自体を補強したり、風速が30mを超える場合は作物を直接ネットで覆ったりと、特に苦労があります。栽培工程種まき育苗2太陽熱消毒4定植苗を圃場へ植える作業安藤さん達のトマトの特徴は?トマト作りのこだわりと苦労
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