機関誌いずみ 2024年8月号
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TOMATO昨年環境学習教材としてとまとちゃん福祉基金でコンポストを購入 訪問したのは4月の月曜日、学習支援の日でした。午後4時半、学校が終わった子どもたちが、宿題や勉強、遊び道具を持ってやってきました。 最近までカフェだった施設を「地域のために使ってほしい」と、オーナーさんから申し出があり、そのまま喫茶店が開けそうな施設を使うことができました。 子どもの居場所などに関心がある若者が集まって活動を始めたということもあり、ボランティアも学生さんたちが多いようです。若い世代が多いのもyottecoの特徴です。昨年はコンポストを活用して、子どもたちと一緒に食品ロスを考える体験学習企画に取り組みました。 常連の女子中学生が、「お気に入りの居場所なので、友だちを連れてきた」と、宿題のドリルを広げました。本棚には、地域の人たちが提供してくれた本や自由帳には子どもたちの素直な気持ちがカードゲームが並んでいました。月曜日の子どもの居場所は共同代表の小林さんが主に担当。金曜日や土曜日などは、他のスタッフでオープンしています。また、毎月1回のこども食堂は、管理栄養士で共同代表の佐藤さんが主に担当。たくさんのボランティアの協力があり、20人程度の子どもや保護者さんに食事を提供しています。 yottecoの所在地は、近鉄八尾駅前「アリオ八尾」付近に位置しています。活動のきっかけは、フードコートをたまり場にしていた子どもたちを見て、「この子たちが有意義に使える居場所ができればと思ったこと」と小林さん。「支援を必要としていた子から、『ここで友だちができたよ』と聞いたときは、本当にうれしかった」と、笑顔で振り返ります。土曜日の子ども食堂は明るい賑わいみんなでカレーを囲んでいただきます10活動地域:八尾市内容:子ども食堂・学習支援活動動画 配信中!組合員サポーター募集中!支援団体の活動現場や思いを、ぜひご覧ください。子どもの居場所子ども食堂八尾市の市街地で子ども食堂、学習支援活動にとりくむ「地域コミュニティカフェyotteco」。カフェでの学習支援、子ども食堂を開催しつつ、地域住民の居場所をめざしています。地域コミュニティカフェ地域コミュニティカフェyotteco(よってこ)yotteco(よってこ)地域の人たちの コミュニティ・カフェ をめざして地域の人たちの コミュニティ・カフェ をめざしてとまとちゃん福祉基金

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