機関誌いずみ 2024年9月号
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AB4出典:《地域包括ケアシステムにおける認知症アセスメントシート(DASC-21)》栗田主一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所・自立促進と介護予防研究チーム(認知症・うつの予防と介入の促進)Aの項目にチェックがある場合、Bの項目にチェックがない場合は、すぐに公的機関などにご相談ください。認知症の相談窓口財布や鍵など、物をおいた場所がわからなくなることがある5分前に聞いた話を思い出せなくなることがある自分の生年月日がわからなくなることがある今日が何月何日かわからないときがある自分のいる場所がどこだかわからなくなることがある道に迷って家に帰ってこられなくなることがある電気やガスや水道が止まってしまった時に、自分で適切に対処できる一日の計画を自分で立てることができる季節や状況にあった服を自分で選ぶことができる一人で買い物ができるバスや電車、自家用車などを使って一人で外出できる貯金の出し入れや、家賃や公共料金の支払いが一人でできる電話をかけることができる自分で食事の準備ができる自分で、薬を決まった時間に決まった分量を飲むことができる入浴は一人でできる着替えは一人でできるトイレは一人でできる身だしなみを整えることが一人でできる食事は一人でできる家のなかでの移動は一人でできる 日本では、2025年には認知症の人は約471万人となり、65歳以上高齢者の約13%に当たると言われています。認知症は早期に治療することで、進行を遅らせたり症状を落ち着かせることができます。心配だなと思う人も大丈夫と思う人も、ご自身とご家族で定期的にチェックしてみましょう。こんな症状はありませんか?(認知機能について)自分一人でできないことはありませんか?(生活について)チェックリスト認知症は早期の診断と治療が大切です。認知症は早期の診断と治療が大切です。めざすは100万人!社会全体で見守る応援隊めざすは100万人!社会全体で見守る応援隊9月21日は「認知症の日」9月21日は「認知症の日」「認知症サポーター」とは?「認知症サポーター」とは? 認知症を正しく理解し、認知症の方やそのご家族を自分のできる範囲で温かく見守り支えていく人のことを「認知症サポーター」と呼びます。「認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない」「認知症の人や家族に対して温かい目で見守る」「近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する」など具体的な援助ではなく、認知症の人やその家族の応援者になることが目的で、大阪府では、2026年度末までに認知症サポーターを100万人養成することをめざし、積極的に呼びかけています。

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