機関誌いずみ 2024年10月号
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TOMATO 想定外だったのは運営費用でした。「なんとかなる」と考えていた川合さんでしたが、1年半が経過し、食材費に消耗品費なども増え、気づいたら40万円以上の自己負担になっていました。「とまとちゃん福祉基金がなかったら…」と、当時を振り返ります。 現在は、地域に愛される食堂として継続できています。スキンヘッドの強面を子どもたちは親しそうに「アニキ」と呼びます。地元のシニア・ボランティアの方々も、おそろいのTシャツで元気に活動に参加されていました。代表の川合さん食事のあとは集会所の前で遊ぶ子どもたちを見守る川合さん 今から2年前、「民生委員さんたちといっしょに、子ども食堂に取り組みませんか」と、社会福祉協議会から飲食店を営む川合さんのもとに話がありました。もともと子ども食堂に興味があり、地域には取り組んでいるところもなかったので、川合さんは二つ返事で承諾。民生委員さんに地域のボランティアさんが加わり、すんなりと子ども食堂はスタートしました。 川合さんの当初の心配は、「果たして子どもたちは参加してくれるのか」でした。しかし、心配をよそに、子どもたちの口コミで参加者は増え、土曜日に加え、水曜日にも開催することになりました。学校帰りみんな元気に集まってきますおそろいのTシャツでチームワークもバッチリ10子ども食堂ひまわり子ども食堂ひまわり活動地域:泉佐野市内容:子ども食堂活動動画 配信中!組合員サポーター募集中!支援団体の活動現場や思いを、ぜひご覧ください。子どもの居場所子ども食堂泉佐野市の住宅街で子ども食堂に取り組む「ひまわり」。南海本線「鶴原駅」から徒歩10分ほどで見えてくる府営団地の集会所が、高齢者と子どもに食事を提供する地域住民の居場所となっています。とまとちゃん福祉基金で財政的な危機を乗り切ってとまとちゃん福祉基金子ども食堂の運営費用に、負担どっしり子ども食堂の運営費用に、負担どっしり

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