機関誌いずみ 2024年12月号
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3さかい子ども円卓会議の交流のようす今月の特集 はい、堺市では市と社会福祉協議会が協議し、平成29年度から「さかい子ども食堂ネットワーク」を設立し、「子ども食堂」の支援をはじめました。大小問わずさまざまな運営団体が、地域の子どもたちのために自主的に活動されています。 私たちは「子ども食堂をしたい」という人の相談に乗ったり、ノウハウを伝えたり、活動の補助金の調整も行います。活動の資金は、寄付やクラウドファンディングなどのお金も活用されています。いずみ市民生協の「とまとちゃん福祉基金」にも本当に助けられています。 平成29年度当初は、ネットワークに加入していた団体は7団体でしたが、すでに「子ども食堂」の活動をしているところにも声をかけて、現在は110団体、堺市内の「子ども食堂」はほとんど所属してくれています。 低学年の時は、親から宿題を教えてもらったりすることで学習習慣がつきます。でも忙しくてなかなか子どもにかかわることが少なければ、習慣がつきにくくなり、学力低下につながります。また、さまざまな世代の人と接する機会や体験が少なければ、自分の将来へのイメージが持ちにくくなります。「子ども食堂」に参加し、地域の大人、あるいは学生ボランティアと接することで、「どんな大人になりたいか」など将来のイメージが湧きやすく、学習意欲につながるのではと思っています。さまざまな世代の人と話すことで想像力が積み重なっていく、「子ども食堂」は非常に価値が高い活動です。 経済的な貧困については、実際には我々だけで解決するというのは難しいですが、関係性や体験の貧困の改善は支援できることがあります。その最たるものが「子ども食堂」です。今後も老若男女が安心してかかわれる、そういう場所になっていくことを願っています。所さん所さん所さん所さん経済的な部分ばかりを気にしがちですが、さまざまな要因が重なり経済的な部分ばかりを気にしがちですが、さまざまな要因が重なり「子どもの貧困」が深刻になるとわかりました。堺市は全国的に見ても、「子どもの貧困」が深刻になるとわかりました。堺市は全国的に見ても、早い段階から積極的に「子ども食堂」の支援に取り組んでおられるそうですね。早い段階から積極的に「子ども食堂」の支援に取り組んでおられるそうですね。関係性や体験の貧困も「子ども食堂」の存在で関係性や体験の貧困も「子ども食堂」の存在で改善できる部分もあるのでしょうか? 改善できる部分もあるのでしょうか? 最後に「子どもの貧困」をなくすためには、最後に「子どもの貧困」をなくすためには、どうしていけばいいでしょうか?どうしていけばいいでしょうか?堺市の「子ども食堂」への具体的な堺市の「子ども食堂」への具体的な支援の仕方を教えてください。支援の仕方を教えてください。

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