機関誌いずみ 2025年2月号
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これは新NISAに限った話ではありません。投資にあたって、必ず儲かる、損をするはずがないとの思い込みは危険です。元本割れをする可能性はあります。損益通算とは、投資で生まれた損失を、別の利益から差し引くことですが、新NISAの損失は他の口座との損益通算や繰越控除の対象外です。4預貯金銀行など金融機関に預け、利息を得る外貨預金外国通貨で預金し、利息や為替差益を得る株式投資企業株式を買い、配当金や売買差益を得る対象年齢日本に住む65歳未満の公的年金制度加入者※60歳以上の方は条件あり掛金の上限額年間240,000円〜816,000円※職業や企業年金の有無により異なる投資信託運用会社を通じさまざまな投資対象に分散投資し、収益を得るiDeCo(個人型確定拠出年金)公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の1つ受取開始期間原則60歳以降税制優遇①掛金の全額所得控除②運用益が非課税③受取時に一定額まで非課税となります。なお、iDeCoの老齢給付金を一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金等控除」の適用があります。※公的年金等控除もしくは退職所得控除を適用してもiDeCoの受取金額と他の収入金額の合計が控除額を超える場合、税金がかかります。 新NISAと比較される制度が、iDeCoですが違いは資産形成の目的です。新NISAが家計のなかでの安定的な資産形成を目的とするのに対し、iDeCoは自分で積み立てて、自分で育てる年金で、老後資金を準備するのが目的です。投資には元本保証がない。iDeCo投資対象商品投資信託、定期預金、保険商品損失が出た場合に損益通算ができない。資産運用の種類一覧(一部抜粋)iDeCoについても勉強しよう!新NISAのデメリットとは

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