AAA4隠れる場所 + 口水着や下着で性の問題を知るためのおすすめの本などはありますか?今は本屋でも図書館でも性教育に関する本がたくさんあります。なかでも漫画形式のものは読みやすいですね。また読んだ後にさりげなくリビングなど目につくところに置いておくと、子どもが勝手に見ていることも多いと聞くのでおすすめです。アダルトサイトなど情報過多なSNSとの向き合い方を教えてください。SNSではとんでもない情報や間違った情報も簡単に入ってきます。でも今やデジタルネイティブな子どもたち。SNSに関しては親より詳しいことも多く、親が完全に制限するのはなかなか難しいです。そのため、事前にSNSとの付き合い方のルールを親子で決めておくことが大事です。ただし、ルールを決める時も親が一方的に決めるのではなく、必ず子どもにも意見を聴き、一緒に考えて決めましょう。必要があればその都度ルールの見直しをしてもいいですね。自分の性別に違和感を覚える子どもに相談をされた場合の対処法を教えてくだい。人の性のあり方は1つではありません。性自認がはっきり決まっている人もいれば、グラデーションのように行き来する人もいます。自分と違う認識を持つ人がいるのは当たり前という認識を親も持っておきたいですね。その上で、子どもに相談された時は、まずゆっくりと子ども自身の話を聴いてあげること。その先どうしたいかも子どもによって違うため、子どもの意思を確認しながら必要な対処を一緒に考えていけるといいと思います。ただ、親が対処に悩むときは、専門家に頼ることも必要です。 思春期の性の問題について、家庭や学校では話し合う機会が少なく、突然質問されると戸惑うことがあるかもしれません。SNSでさまざまな情報に簡単につながれる時代。子どもが外部からの情報に振り回されないためにも、性の問題について考えてみましょう。 思春期の子を持つ親からは、「子どもに性的なことをどう伝えたらいいのか」という相談も多く寄せられます。実際、思春期になってから子どもに性の話をするのはとてもハードルの高いこと。性教育は実は幼児期から始めるのがベスト。幼児期からできる性教育としては、プライベートゾーンの話がおすすめです。プライベートゾーンとは、「他人に見せても触らせてもいけない、性的に関係ある、自分だけの体の大切な場所」。これは子どもが思春期を迎える前、なるべく早めに伝えておきたい、大切な性教育のひとつです。プライベートゾーンについて理解することは、子どもが性的トラブルを避けたり対処できる力を育むことにもつながります。Q1Q2Q3プライベートゾーンはどこ? プライベートゾーンについて考えよう思春期の性の問題 Q&A幼児期からはじめる性教育
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