福祉基金だよりvol.7
1/4

2021.10社会福祉法人 堺市社会福祉協議会 地域福祉課 課長団 体 名活動場所熊野地域会館(現在は山之口商店街)活動内容ゆ や学習支援、子ども食堂(現在はお弁当配布)団体設立2017年5月 堺市社会福祉協議会は、2017年から子ども食堂の支援を目的に、堺市から事業委託を受け「さかい子ども食堂ネットワーク」を設立し、運営しています。主な活動は、子ども食堂実施団体への情報提供や情報交換、食材、ボランティア、寄付や助成金の仲介などです。現在60団体が加盟し、個性を発揮した子ども食堂が市内で開催されています。 設立当初から力を入れている取り組みのひとつに「円卓会議」があります。この会議は子ども食堂の運営者、企業や行政などの支援者が集い、毎回テーマを決め、膝をつき合わせて語り合う会議です。今年の6月に行われた会議は、コロナ禍のため、オンラインでの開催でしたが、事前に募集した5団体より「ほっこりあったかエピソード」を披露してもらいました。各食堂では、コロナの影響で集まって食事をすることが難しいなか、さまざまな工夫をした活動の紹介があり、改めて子ども食堂の意義や魅力を分かち合いました。参加者からは「エピソードを聞いて、とても温かい気持ちになりました。」「自分たちの活動が、本当に子どもたちの力になっているのか不安に思うこともあったけれど、これからも頑張ってみようと思いました!」など、明 本来は、地域会館で第3火曜日の夕方から、子どもたちへの夕食提供や、勉強、レクリエーションをして過ごす子どもの居場所を実施していました。 昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言の中で、いったんは中止していた活動を、山之口商店街に場所を移して、お弁当配布という方法で「ゆやっ子食堂」を再開しました。 訪問した7月の土曜日、約40人分のお弁当が準備されていました。11時前には待ちかねた子どもたちが、お弁当を受け取りにやってきました。ボランティアさんは、それに応えて明るい笑顔で手渡します。 代表の■本さんは、「無理のない活動、大人の都合でやめない活動で、長く継続していきたい」と語ります。ゆやっ子食堂お弁当の配布で活動を再開〈支援団体訪問〉所 正文日への活力が得られたという感想が多く寄せられました。 とまとちゃん福祉基金には、設立当初から諮問委員として参画しております。毎回「書き損じはがき募金」をはじめとする基金の仕組みと、組合員さん等の温かい善意の気持ちが集結した募金に感銘を受けています。この「協同の力」が子ども食堂に活用され、堺市でものべ58団体、金額にして16,038,900円の支援が子どもたちの笑顔に変わっています。 全国レベルで子ども食堂を支援する「NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」は、2025年までに全小学校区に子ども食堂ができるよう支援目標を掲げています。堺市では現在92小学校区中36校区(約4割)に子ども食堂がありますが、あと6割の小学校区への働きかけを含め、今後も活動支援を行っていきます。 いずみ市民生協の組合員のみなさまには、引き続きご支援ご協力賜りたくお願い申し上げます。「協同の力」で地域の子どもたちに笑顔をとまとちゃん福祉基金の支援を受けて活動しています!7とまとちゃん福祉基金だよりVol.

元のページ  ../index.html#1

このブックを見る