福祉基金だよりvol.11
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活動報告大阪いずみ市民生活協同組合 組合員理事日時 : 9月4日(月) 会場 : 堺東生協本部ホール 参加 : 76人(61団体、社会福祉協議会3団体ほか) 2020年度から3年間、オンラインで実施してきた交流会でしたが、ようやく支援団体が一堂に会して開催することができました。 開会あいさつに続き、地域で繰り広げられている活動を3つの団体が報告。内容は、学習支援、不登校の子どもの居場所、子ども食堂と、多様な活動が着実に広がっていることを実感しました。 報告のあと、グループごとにさらに交流を深めました。最後に事務局から2024年度のとまとちゃん福祉基金のとりくみについて報告してプログラムは終了。基金の支援を始めた2017年度23団体だった支援団体は現在62団体に広がり、年間のべ5万人(2022年度実績)を超える子どもたちが参加しています。 地域に子どもたちの元気な声が響き渡り、周りにはたくさんの大人がいて、誰かが悪いことや危ないことをすれば、わが子同様に叱られ、よいことをすれば、おもいっきり褒めてくれた・・私の幼少期 懐かしく思います。ゆったりとした空気が流れていた、そんな記憶があります。地域そのものが安心できる居場所で、みんなで子どもを見守ることができていたのだと思います。「ひとりの子どもを育てるにはひとつの村がいる」というアフリカのことわざがあります。子育ては親だけではできず、子どもが成長していくためには、たくさんの目が必要だということです。 しかし、昨今 地域にはおもいっきり遊べる場所が少なくなり、自治会や子ども会も機能しないところが増えました。また子どもたちを取りまく環境が複雑になり、ストレスをためてしまう子どもや、心のうちが見えにくくなっている子どもが増えていることねごと子ども朝食堂の風景より(現在の62団体は2023年8月末現在のABCコースの支援団体数)みんなで笑顔あふれる地域づくりを2023とまとちゃん福祉基金花田 尚実を、地域の活動に参加して感じています。 いずみ市民生協は、地域社会の一員として、健康で安心してくらせるまちづくりにとりくんでいます。その1つが、設立より7年目の「とまとちゃん福祉基金」です。組合員やお取引先のみなさまからお寄せいただいた募金は、地域の団体がとりくむ子ども食堂や学習支援などの子どもたちを支える活動を支援しています。今年度は、62団体に総額1,546万円を支援しました。 年に1度、基金が支援している団体が一堂に会し、「とまとちゃん福祉基金支援団体活動発表&交流会」を開催しています。ここ数年はオンラインでしたが、今年度は対面で開催し、4年ぶりに支援団体のみなさまにお会いできました。不登校の子どもへのケア体制や相談窓口、フリースクールなどが、まだまだ整っていないのが現状です。親の経済格差による子どもの体験機会の差を埋めたり、不登校の子や親の話を聞き取る場をつくるなど、さまざまな課題に奮闘されている様子が紹介されました。「とまとちゃん福祉基金」の支援がお役にたち、寄り添う居場所が身近に確実に増えていると実感しました。 この先も引き続き支援の輪を広げていくため、「とまとちゃん福祉基金」にご協力いただけますようお願い申し上げます。 “みんなで子どもたちを応援し、みんなで笑顔あふれる地域をつくっていきましょう!”支援団体活動発表&交流会とまとちゃん福祉基金だよりVol.2023.1011

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