023 高校生沖縄特派員新聞Vol.5
1/4

沖縄現地取材日程9月16日1日目9月17日2日目9月18日3日目沖平和縄をのに乗風せて私たち「高校生沖縄特派員」6人は9月16日から18日にかけて沖縄を訪問した。沖縄の忘れてはならない歴史を多くの人に伝え、同じ過ちを繰り返さないようにという思いで取材に取り組んだ。私たちは3日間、想像を絶する戦争の悲惨さを学んだ。私たちより幼い子どもが1人で必死に生き延び、同年代の若者は親元を離れて軍隊のために働き、自ら命を絶ち、家族に「私を殺して」と言って命を落とすこともあった。時代が異なるだけで、国のために命をささげることが名誉だとされていたことを知り、胸が張り裂けそうになり、言葉を失った。現地に足を運び、被害者の方の話を実際に聞き、実物の遺影や遺書、闇に包まれたガマや追い詰められてたどり着いた海岸を訪れることで、資料では得られない当時の残酷さや恐怖、平和の大切さを感じることができた。そして今ある当たり前の毎日の幸せや平和の尊さ、命の重みを胸に刻むとともに、未来の平和を守るために私たちがこの3日間で学んだことを伝えていくことが大切だと強く感じた。■対馬丸記念館■南風原文化センター(陸軍病院壕跡にも入壕)■一中学徒資料展示室(養秀会館)■本島南端・糸満市米須で住民被害の聞き取りと「一家全滅の家」フィールドワーク■ひめゆり平和祈念資料館■荒崎海岸■国際通り■チビチリガマ・シムクガマ■座喜味城跡1                    ■米軍嘉手納基地(道の駅かでな)■佐喜眞美術館【山口園子】左から福永 千夏さん(1年)阿部 七碧さん(1年) 中村 飛鳥さん(2年)石井 綾美さん(1年)山口 園子さん(1年) 井関 悠斗さん(1年)「高校生“沖縄特派員”新聞」の取材・編集には毎日新聞が協力しました高校生特派員高校生特派員が行く!が行く!

元のページ  ../index.html#1

このブックを見る