食の安全学習パンフ2021年
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 昔から、梅干を漬ける時、シソの葉で着色したり、豆腐をつくるときに「にがり」を使ったりしてきました。また、西洋では肉を保存する時、岩塩を使ってきました。 「食品添加物」という言葉自体は、第二次世界大戦後、使われるようになりましたが、昔から、私たちの食生活にはなくてはならないものです。保存料 殺菌料 酸化防止剤 防カビ剤 着色料 発色剤 甘味料 酸味料 調味料 香料豆腐用凝固剤 膨張剤 乳化剤ビタミン ミネラル アミノ酸 安全性と有効性を確認して厚生労働大臣が指定した「指定添加物」と、長年使用されてきたいわゆる天然添加物(「既存添加物」「天然香料」「一般飲食物添加物」)があります。2020年1月現在既存添加物 長年使用されてきた天然添加物      (カテキン、カフェイン、カラメルなど)天然香料 植物、動物を起源とする香料一般飲食物添加物       通常、食品として用いられているが、食品添加物的な使い方をする添加物 (オレンジ果汁、イカスミ色素、ウコンなど)11 今後新たに使われる食品添加物は、天然、合成の区別なく、すべて食品安全委員会による安全性の評価を受け、厚生労働大臣の指定を受け「指定添加物」になります。①食品の品質を保つための添加物②食品の風味や外観を良くするための添加物③食品の製造や加工のために必要な添加物④食品の栄養成分を補填・強化する添加物①安全性が実証または確認されるもの②使用により消費者に利点を与えるもの③すでに指定されているものと比較して、同等以上か別の効果を発揮するもの④原則として化学分析などにより、その添加を確認し得るもの指定添加物(468品目)既存添加物(357品目)天然香料一般飲食物添加物1.食品添加物は、食品の製造・加工・保存を目的として食品に加えられる物質です。2.食品添加物の役割3.食品添加物は、いわゆる天然添加物も含めて、国が管理しています。4.「指定添加物」として指定されるための条件食品添加物いわゆる天然添加物食品添加物

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