食の安全学習パンフ2021年
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〈ガスクロマトグラフ〉加熱して気化できるものを分析します。〈高速液体クロマトグラフ〉気化しないものや熱分解しやすいものも分析できます。 取り扱い農産物は、すべて抜き打ち検査の対象です。『検査をして安全を確かめる』ということはもちろん、検査があるということでの牽制効果があります。新しく取り引きを開始する産地に対しては、事前に検査する場合があります。 コープ・ラボでは、2種類の機器を使い分けて、農薬を測定しています。(1検体 平均農薬322項目) 検査する物質を、ガラスの筒(カラム)の中を移動させ、その速さによって分離し、分析します。筒の中の移動に用いる物質が気体のものが「ガスクロマトグラフ質量分析計」で液体のものが「高速液体クロマトグラフタンデム質量分析計」です。 適正農業規範は、栽培基準や農薬の管理、その記録などが確実に守られているかを確認するための仕組みです。 講習を受けた「点検補助員(組合員)」も同行し、組合員の目線で点検を行っています。17(1)新規取り扱い時に実施します。(2)産直の農産物は、年1回以上実施します。(3)お店の「地場産直」は、全店で年1回以上検査を行います。(4)冷凍の野菜や果物、水煮は年1回以上実施します。(5)直近で違反等が発覚した農産物は、重点的に検査します。(6)新規事前検査(1)コープ・ラボの農薬検査機器は、一斉に300項目以上の農薬が  測定できます。(2)一斉分析なので、検査した農薬は年間約598,000項目になります。(1)産直農産物は、日本生協連が定める「適正農業規範」で  管理しています。(2)適正農業規範をもとに、年1回以上、産地を訪問し、  点検しています。(3)産直農産物は、「適正流通規範」と「適正販売規範」に基づいて、  宅配と店舗における適切な流通・販売管理を行います。1.残留農薬の検査を実施しています。2.コープ・ラボ(商品検査センター)の農薬検査機能と件数は、  全国の生協ではトップクラスです。3.顔が見えて、交流できる産直産地を増やします。いずみ市民生協の農産物

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