食の安全学習パンフ2021年
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⑦出荷⑥包装⑤冷却④加熱③保管②入荷①原料工程例 6* 食品安全マネジメント協会(JFSM)の規格:国際的に通用する日本の食品安全マネジメント規格。一般衛生管理を中心とした「JFS-E-A規格」、Codex HACCPの要求事項を含む「JFS-E-B規格」、製造セクターの規格「JFS-E-C規格」があります。*産直商品は、ハサップと同様のプロセスチェック方式による安全確保のしくみ生協産直品質保証システムに対応しています。 2018年6月、食品衛生法が改正され、原則としてすべての食品等事業者がHACCP(ハサップ)に基づく衛生管理について計画を定めなければならないことになりました。 狭いロケットの中で、しかも宇宙旅行中に食中毒になったら大変です。そこで、NASA(アメリカ航空宇宙局)が考え出したのがHACCPという方法です。 HACCPは、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という言葉の略語で「危害分析重要管理点」と訳されます。 原材料の入荷から製造、出荷までの工程ごとに、微生物による汚染や異物の混入などの危害を予測した上で、危害の防止につながる特に重要な工程を連続的・継続的に監視し、記録することにより、製品の安全性を確保する衛生管理手法です。これまでの最終製品の抜取検査に比べ、より効率的で高いレベルでの安全確保が可能になります。 1993年、コーデックス委員会(国連食糧農業機関と世界保健機関合同の食品規格委員会)が「ハサップのガイドライン」を公表し、今ではEU(欧州連合)やアメリカでは、すべての食品事業者にハサップが義務付けられています。また、東南アジア諸国などでもハサップを導入しているところが増えてきています。(1)いずみ市民生協グループの食品を製造する工場・加工場は、ハサップ(HACCP)の要件に対応しています。①㈱コンシェルジュ和泉食品工場は、食品安全マネジメント協会の「JFS-B規格」の認証を取得し、ハサップを(2)ハサップ(HACCP)とは実施しています。②店舗の店内加工は、ハサップの考え方を取り入れた衛生管理を実施しています。①国際標準の衛生管理手法ハサップ(HACCP)が義務化されました。②宇宙食から生まれた衛生管理手法③ハサップ方式(プロセスチェック方式)④ハサップは国際標準です。従来方式の管理HACCP方式の管理温度・時間の管理抜取検査異物の検出重要管理点:継続的な監視・記録3.ハサップ(HACCP)への対応

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