100% 1990~2006年の試験結果のまとめ日本植物防疫協会公表100908070605040302010040.0%10.0%50.0% 自然界には、穀物や野菜などの農作物をダメにしてしまう虫や作物の病気のもとになるカビなどがいます。また、田んぼや畑に雑草がしげって、作物に栄養が回らなくなることもあります。農薬は害となる虫やカビから作物を守ったり、作物の成育を助けるために使われます。 農薬は、品質の良い農作物を安定的に生産するために必要な資材です。種 類殺虫剤殺菌剤除草剤昆虫、ダニ、センチュウなどの害虫を退治する薬剤カビや細菌などの病原菌を退治・予防する薬剤雑草を枯らしたり、雑草の種子の発芽を抑制する薬剤成長調整剤植物の開花、着果、発根、成熟などを調節する薬剤鳥や獣が特定の臭い、味、色を嫌うことを利用して農作物への害を防ぐ主に昆虫類が特定の臭いや性フェロモンに引き寄せられる性質を利用して害虫を一定の場所に集める忌避剤誘引剤 「毒物及び劇物取締法」により、化学物質は毒性の強い順に特定毒物、毒物、劇物がリスト化されています。本表の「普通物」とは毒・劇物に該当しないものを指します。 毒物および劇物に指定された農薬は減少傾向にあります。 2018年では、毒物・劇物に該当しない普通物が約90%を占めています。13きゅうりトマトキャベツリンゴカキ水稲小麦33%3%25%0%20%40%76%64%39%64%60%80%(2)水稲作における除草剤利用による労力の軽減 除草剤のなかった1949年には、10アール当たり50時間以上かかっていた除草時間は、今は2時間かからなくなっています。〈単位・時間〉60.050.040.030.020.010.00.01960年普通物81.7%84.3%85.9%17.3%2007年劇物14.9%2010年13.2%2012年*出展 農林水産消費安全技術センター50.617.48.44.3特定毒物、毒物2.41.61949196519751985199019992004農林水産省統計部・日本植物調整剤研究会 2009年発表〈10アール当たりの除草時間の推移〉1.82018年90.2%88.7%10.5%0.8%9.3%2014年用 途(1)農薬を使用しない時の収穫率(1)急性毒性ランク別の生産割合推移1.農薬の役割2.農薬の用途別分類3.より毒性の低い農薬へのシフト農 薬
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