※ 日本生協連「コープ商品における化学物質のリスク管理政策」より1一年間に失う健康な時間 一人当たり いずみ市民生協は、消費者団体として、また責任ある食品供給事業者として、消費者の立場で科学的知見に基づいた正確な情報発信に努めています。 マスメディアやソーシャルメディア、特定の識者や団体の情報のみでは判断しません。 最新の科学的知見に基づいて発表されている食のリスク評価に関わる国際機関(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)や各国の機関(内閣府食品安全委員会、米国、欧州等のリスク評価機関)の見解を確認しています。 リスク評価機関の発表を消費者向けに分かりやすく解説している消費者庁や厚生労働省、日本生活協同組合連合会の見解も参考にしています。(2)食品に含まれる化学物質のリスクは、「ハザード(危害因子)×摂取量」で考えます。ハザードは有害の(3)遺伝子組換え食品やゲノム編集食品は、今まで食べてきた食品との比較で、リスクが高まるかどうかで判断します。ゲノム編集食品は、今まで食べてきた食品と差異がないと判断されています。遺伝子組換え食品も食経験のある既存の食品と比較し、問題のない物しか流通が許可されない仕組みになっており、リスク管理されています。①不健康な食生活、油っぽいものの食べ過ぎや野菜や魚の足りない食事可能性(どんな危害があるか)のことです。それに対して「リスク」は、使用法や量が関係します。【例】 お酒(アルコール飲料)は発がん物質です。飲みすぎると健康を害するおそれがありますが、少量では、健康への懸念は小さいとされています。お酒の場合、ハザードは「発がん性あり」で、リスク評価は「少量では、健康への懸念は小さい」になります。 オランダ国立公衆衛生環境研究所が、2006年に発表した「私たちの食品 私たちの健康」という報告書で、食べ物のリスクの大きさ(命や健康が失われる時間)をまとめました。 心臓や血管の病気、がん発症の要因とされています。喫煙や運動不足と同程度のリスクとされています。約3日1週間以上不健康な食事肥満お酒約1日食中毒約30分いずみ市民生協は科学的知見に基づいて、情報発信しています。本当に気をつけなければならないこと1.食品に「リスクゼロ」はありません。(1)私たちは、生きるための栄養やエネルギーを得るために食事をします。食品やその食べ方には、なんらかのリスクが潜んでいます。リスクは「ある」か「ない」かではなく、「どのくらいの大きさか」で管理します。2.食のさまざまなリスク(1)食べ物のリスクの大きさランキングいずみ市民生協の食品の安全にかかわる情報発信のスタンス食のリスクについて
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