すきいまスタッフ通信 2022年5月号
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◆ 忘れ物が多いすきいま ◆ ありがとうと言われるのがすごくうれしい ◆ ドーナツトーク ◆ カタカナ多すぎ、ちゃんと日本語で言うて ◆ わからないのが当たり前、近づきすぎない ◆ なんで、大きくなるとアンパンマンが面白くなくなるの? ◆ いい人のなかにいるといい人になる ◆ 素読のススメ ◆ 話題に事欠かない~なんでもおしゃべりのテーマとなる~そしてそ ◆ 困ってることも悩んでることも話してみれば~ 「私、職場で猫かぶってるんです」とKさん。周りの人たち、良い人ばかりだからかなあ。なんかいい人のなかにいると自分もいい人になるような気がする。猫かぶらなくても、Kさんも十分いい人やし、すきいまの皆さんはいい人ばかりだと思います。と書いて、ふと思いました。なんで猫かぶるっていうのかな?猫なんてかぶれないやん。しかも犬じゃなくて?(すごい脱線。ごめんなさい。) 新しく仲間入りしたMさん。登録前でもすきいまに来ると、いつも、何かすることありますか?と聞いてくれました。そして、いまはほんとに大活躍。お得意のイラストで「すきいまの昭和な一日」のポスターを作成してもらいました。彼女のポスターを見て、来ましたという人も。「ありがとう」と言ってもらえることがうれしくしてしょうがないというMさんを見ると、ボランティアの原点を思います。 新しい言葉、カタカナが多くて意味わからへんからやめてほしいとよくお怒りのTさん。たしかに外国語由来の言葉など、その言語ががわかると想像したり、それほど苦労せず覚えることもできるかもしれないけど、そうでないと全くちんぷんかんぷんかも。「意味」がある言葉なんだから、日本語にできるはずです。なんでも、いま、私たちが使っている言葉のなかには、明治時代作られたものも多いとか。日本になかった概念や思想が西欧から入ってきて、それをその当時の知識人が苦労して理解し、日本語にあてはめ、言葉を作っていったそうです。それに比べて、いまの傾向は、安直すぎかも。言葉を感覚的に使うことも多いのは、気になるところかも。伝えるべきことを伝えるための「実のある言葉」を慎重に選ぶことも大切だと思います。 おなじみMちゃんは何に対しても「なんで、なんで」と聞く好奇心旺盛な女の子。彼女のその姿勢を大切に育んできたお母さんが、それがほんとうに良かったのかなと思った瞬間が最近あったそうです。それは、家族ではない人にも彼女が「なんで」と聞いたとき。アンパンマンの話題に、よそのお母さんが「アンパンマン、(自分の子どもは)小さいとき大好きだったけど、大きくなるとそれほどでもなくなったかなあ」と言われたとき。Mちゃんは即こう言ったそう。「なんで大きくなったらアンパンマン、面白いと思わなくなるの?」。そのお母さんは絶句。たしかになんででしょうね。 れが深遠な考察へ 季節がらでしょうか、そうめんの話題で盛り上がったある日のすきいま。そうめんを水に泳がせて出す?具は?薬味は?つゆは?ゆで方は?自分の家の食べ方が当たり前だと思っていたら、他のおうちでは違うんだというカルチャーショック。こんなポピュラーな食べ物ですら、こんなに違うんです。だから、モノの見方、とらえ方がひとりひとり違って当たり前。どれがいい、ダメと言えるものではありません。単に「違う」というだけ。「違い」を排除することなく、「違い」に興味を持ち、面白がれたらいいですね。 博学で神話や歴史にも詳しく、心に響くメッセージを達筆で届けてくださるIさんからお聞きした納得の話です。素読とは、意味の解釈を加えず、本の文字を声を出して読むこと。江戸時代の教育ではかかせないものであり、反復・復唱することによって、いつも自分の使っている言葉とは次元やジャンルが違う言葉、つまり心の言葉が幼いこころに刻み込まれる効果があるそうです。加えて、これをIさんは強調されていたのですが、いろんな子どもたちがいるなかで読むということは、違った声を聞くことであり、それを通じて世の中には自分とは違う人間がいることを感覚的にも学んでいったとのこと。つまり「多様性」を自然に会得していったのです。 ドーナツトークとは、正解(真ん中)はないけれど、甘さ(楽しさ)とカロリー(濃さ)溢れる本音トーク、終わりなく続く「井戸端会議」のことで、そんなテレビ番組もあります。そうそう、正解がすぐ求められる社会が息苦しい現代人に必要なものです。そんなのすきいまでは毎日やってますよね~でもドーナッツ、食べ過ぎると太る~ほどほどにしておかないとえらいことに。 私たちの悩みの多くは人間関係に帰するもの。なんであの人はあんなんやろ、理解できひん、どう接したらいいんやろから、ほんま腹立つ~となっていきます。そもそもなんとなくうまくいかない相手とどうコミュニケーションを取っていけばいいんでしょうか。福祉関係のお仕事をされているMrs.とお話するなかで納得できた考え方~そもそも他の人のことなんてわかるわけがない。わからないということを前提に、わかろうとする努力が大事で、最終的にどうしても相性が合わない相手であれば、見ないようにする、近づかないようにするしかない。距離を取るしかない~それなのに、どうしてあえて近づこうとするのかな、よけいに自分がしんどくなるのに。~みんな思い当たりますよね。 なんて書くとなんだか良くないことのようですが。普段から忘れ物をあまりしない人までするようになるので、なんでかな?もしかしてゆる~いすきいまの雰囲気のせい?みんながいろんなものをいろんなところに置いて、あれどこいったん?これ誰の?なんていう会話が当たり前過ぎて、だんだんそんなんどうってことないやんとなり、お互い声かけ合ったり、一緒に探したり。それもそれでなんか心地よい時間。不思議ですね。 スマホがこんななってる!生協の注文、出し忘れた~、家を訪ねてくる迷惑な人がいるねんなど、いろんな予想しないことが次々起る私たちの毎日。これうまいこといかへん、これどうしよう?つぶやいてみると意外とすきいまで光が見えること多いんです。侮るなかれ、私たちの知恵とネットワーク!決して魔法のように解決するわけではありませんが、私の後ろに誰かがいてくれると思えるだけでも、結構安心できるものです。 素敵なつぶやき ~メンバーや立ち寄られたかたから すきいまのふむふむ。 すきいまの日常あれこれ

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