すきいまスタッフ通信 2022年6月号
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◆ つながりが生まれる~個人の問題を社会的課題へ 難病である慢性疲労症候群の患者さんで、啓発活動をされているAさん。◆ 適材適所!居場所の運営にはいろんな力が必要です ◆ わかりやすい、簡単ばかりがいいのではないかもしれない ◆ すきいまを毎日オープンするって大変! ◆ 川柳のネタは…人間ウオッチングから ◆ 女の子だってプラレールで遊びたい! ◆ 自分が助けてもらったから次の人たちに ◆ こんなに喜んでもらえるなんて!感動しました! ◆ 絵本を通じて子どもが浴びる言葉がこころを作る スマイル工房さんのみなさんと紙すき体験をしたOさんの感想です。正直、障がいのある方とどう接すればいいか、距離感の取り方に戸惑っているスタッフも多い。今回も説明を理解してもらえるか、どこまで手を出せばいいか、ほんとうに楽しいと思ってもらえるかなどの不安を抱きながらの時間でした。でもそんな心配が吹っ飛ぶくらい、みなさんが夢中になって紙すきに挑戦いただき、そのひとときを私たちも共有できたことが素晴らしい経験となりました。Oさんは、みなさんの純粋さに感動し、その日は自分も興奮して眠れなくなるほどだったとか。それはOさんも純粋だということですね。 ご近所で川柳の会を作り楽しんでおられるKさん。自分たちの作品を集めた冊子をお持ちくださいました。読んでみると、「あるある」ばかりでクスクス笑ってしまう。それにしても、川柳ってどんなふうに作るんだろうと思いませんか?川柳は俳句と違い季語などのお約束がないので取り組みやすい、ネタは日常の人間ウオッチングからとKさん。面白いことを目にしたり、言葉を思いついたら即メモされるそう。いつ創作するかについては、今からと思っても全くできないときも多い、寝ているとき、突然思いつく(降りてくる?)こともあるとか。私たちの普段のおしゃべりなんてネタの宝庫だろうな~今度はお仲間を連れてきますとおっしゃっているKさん。新しい出会いを期待しましょう。 セラピストでお子さんと遊びに来られるSさん。すきいまの雰囲気をとても気に入ってくださり、自分の仲間とここで何かできないかとのお申し出をいただきました。お仲間さんは、子育てに大変だった、また病気で苦しんだ体験を誰かのために役に立てたい、その思いをにかたちにしたいとのこと。最近、そんな視点からすきいまを評価してくださる方が少しずつですが増えてきているように思います。難しいけれど、そんな思いを結集させて、具体的な活動を一緒にできる場にしていきたいですね。伝えるべきことを伝えるための「実のある言葉」を慎重に選ぶことも大切だと思います。 すきいまに何度か来られ、SさんやMさんともお互い抱える大変さを話せる仲に。すきいまを知って良かったですとにっこり。すきいまに立ち寄られる方との交流から、世の中には知らないことがまだまだたくさんある、こんなに大変な人がいる、こんな問題があるということを知る。スタッフであることで学ぶことがたくさんあります。そして、それを自分の学び、人生経験に終わらせることなく、社会的課題ととらえて解決できないか、行動につなげられないか、考えていくことが必要でしょう。すきいまでも具体的な活動につなげる仕組みを検討していきたいと考えています。 (「絵本ボランティアの会」の講義より) 「大好きだよ」「うれしい」「楽しい」~そんな絵本の中の言葉を聞くと、子どもは、そのとき自分がそう言われている経験をしているそうです。また「きれいな言葉」は絵本で身につけることができる。人は丁寧できれいな言葉で話しかけられたら、自然ときれいな言葉で返すもの。大人として反省することしかりですね。絵本を読むときは、解説したり、感想を求めたり、質問したりしない。また絵本を教材にしないとのアドバイスも。 (泉北ラボの宝楽さんより) 泉北ラボの情報って結構ゲットしにくい、なんとか情報を得ようと頑張ってようやくたどりつくみたいなふうにあえてしているところもあるんですと衝撃な発言。「まちの家事室」なのでミシンも置こうとお金も用意しているけど、安易に買いません、本当にミシンを使うという人が現れるまではとも。本気度もものさしなんですね。サービスとはやたら甘やかすことではないのかもしれません。 鉄道好き女子もいることはわかっていましたが、プラレールを楽しむ女の子がけっこういることにもびっくりしました。Mさんの娘さんもプラレールに夢中。プラレール=男の子のおもちゃなんていう公式は成り立たないんですね。もちろん、今でも女の子がプラレールを買ってもらうということは少ないかもしれません。ジェンダーバイアスを反省しました。 *ジェンダーバイアス:男女の役割分担に対する固定観念や、性差に関する偏見。 毎日の「お店番」確保は、実は大変。Yさんからは朝のオープンは私に任せてと頼もしいお言葉。テキパキなんでもこなすYさんならなんの心配もありませんが、一部のやってくださる方に甘えてばっかりはあきません。すきいまはみんなのおうちみたいなもの。家族であるみんながやらないでどうする!おうちで、夫が、子どもが、動かない!私ばっかり家事しているやんと愚痴ってる私たち⁉すきいまでも同じなんですよ~ すきいま通信の封入作業や企画の下準備などによく来てくださるみなさんとても手際よい。先月号の封入作業も、Nさん、Kさんたちであっという間に終了。私、こういう作業が好き!とNさん。こんなことしか手伝えないんですとKさん。居場所運営には、「こんなこと」を誰かがやらないと進まない。お掃除も片付けも、グリーンのお世話も、誰かがさりげなくやってくれているからちゃんと回っているすきいま。それを認識し、感謝し、各々が動いてくださいますように。 ようこそNさん♪ 運営スタッフは 26名 になりました。 すきいまの日常あれこれ 素敵なつぶやき ~メンバーや立ち寄られたかたから すきいまのふむふむ。

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