すきいまスタッフ通信 2022年9月号
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素敵なつぶやき~メンバーや立ち寄られたかたから きゅうりが家に近づいてくる(家庭菜園に励むHさんちのRくん) 採れた野菜をすきいまに持ってきてくれました。とても大きなきゅうりにびっく りしたら、Rくんが、きゅうりが木のようにどんどん大きくなるということを臨場感溢れる素晴らしい描写で伝えてくれて思わず笑ってしまいました。 こんなに長く生きているんだから何かしなくちゃ(人生の大先輩) すきいマルシェの日、鮮やかなピンクのお召し物が目に留まり、お声かけし て立ち寄っていただいた女性お二人。なんと80代のおふたりは、教師をされていた時代の同僚だとか。おひとりの方は、仕事もしなくなって家にい たら、何にもしないなんてあかんわ、元気やのに~誰かのために何かしなくちゃと思うようになった。ということで「読み聞かせ」の勉強中だそうで す。人生の大先輩たちの前向きな姿は私たちへの𠮟咤激励です。 戦時下という特別な状況、日本人なら贅沢なんてしな◆ 昭和の音楽がいまの若者にも響く ◆ すきいまの説明はすきいまのファンのほうが上手です ◆ 黒板はすきいまのシンボル ◆ 「(子どもが)かわいそう」という言葉は、時としてママを傷つける ◆ 戦時下の学校は、人を殺すことを教えていた ◆ モノたちの居場所でもあるすきいま~地域の方からの寄贈 ◆ こんな言葉がいちばんうれしい 「周りに人に、ここは何するとこかちゃんと説明できひん。無料で利用できるというと、政治とか宗教とか関係していてあやしいと思われそう。」と常連のMさん。すかさずそれに答えたのが、難病闘病中で通院の合間に時々立ち寄るAさん。「誰でもいつでも来てこんなふうにおしゃべりできる居場所ですよ。」と。すきいまに立ち寄る方ひとりひとりの思いが何よりの説明なんですね。 すきいまのシンボルである黒板。私たちは普段そんなに意識してないのですが、すきいまにはじめて足を踏み入れた方にはインパクトがあるみたいです。黒板いいな~この絵、誰が書いたんですか?など聞かれます。子どもたちもはじめてのときは、少しためらいがち。どこに描いたらいいか、描かれているものを消していいか迷うことも。あらためて黒板の存在を考えてみると、「誰でもどんなふうに使ってもいい」「消せるからいい」「そこにいない人にも何かを伝えられる。」~なにより、やり直しができる、消せば白紙、その「リボーン」(生まれ変われる)さがいいのかもしれません。 プラレール🄬、本、おもちゃ、折り紙、ジャングルジムなど、いろんなものが集まってきています。先日は、そろばんも。こんなのいいかしらと言われましたが、Uさんは、(そろばんを習っている)幼稚園児のRくんに教えてもらいたいと大張り切り。なんでもかんでももらうのはどうかという見方もありますが、縁あってすきいまにやってきたモノたち。そんなモノたちの居場所でもありたい。それにしても漫画『鬼滅の刃』の人気はすごいです。 「すきいまは居心地がいいですね。もう少しいたい。」 「いろんなものに、スタッフみなさんの“すきいまが好き”という気持ちが詰まってますね。」 こんな言葉を聞くとスタッフ冥利に尽きます。リモートではなかなか伝わらない、足を運んで、五感で感じるものだから。私たちがみなさんに届けたいと思っていること、わかってもらった!とすごくうれしい。 「推し」があることで私は毎日楽しい!(Yさん) ある写真ではチェックシャツをダサく着こなすオジサン(実は30代)。でもその彼の正体は、キ ャップを被った今風の装いでキレキレのダンスを披露しているブレイクダンサー。Yさんはその「彼」にラブ♡なんだそう。そんな「推し」の動画を見ることが何よりの楽しみだそうで、彼について語るYさんを見ている私たちもなんだかハッピーな気分に。「推し」がある生活、いいかも! レコードを聴きに来てくれる高校生Aさん。聞いてみると、昭和の歌に興味のある友だちは結構多いとか。百恵ちゃんの魅力について聞くと、「かっこいい」。ピンクレディーの曲に合わせて踊っている彼女。色褪せない昭和の歌の魅力って何?Cさんは、歌詞で情景が浮かぶことだそう。たしかにいまの歌は、歌詞が難解なものが多いように思います。哲学的というか。それも心に突き刺さっていい場合もあるけど、覚えられないよう(泣)昭和の歌を若い人たちも呼んで聴く会とかしたら面白いかも。多世代交流の新しい形? 子育て奮闘中のママを応援する企画のお誘いをくださったSさんが、子育てが大変でボロボロになっていたときに、追い打ちをかけるような言葉だったそうです。たしかに、親や年輩の方に一度は言われたことある言葉。子どもの気持ちを考えてあげて、あなたはお母さんなんだからと。励ましの言葉でもあるんでしょうが、ママはみんな頑張っている。だから、よくやってるねと頑張りを認め、大変だよねと共感し、ママだって休んでいい、助けてもらっていい、そしてしたいことをしていいと伝えたい。 いもの。なんで国民はそれに従っていたのだろう?言われるがまま竹槍訓練をやっていたのだろう?もう少し反発してもいいのではと疑問に思いませんか。お国に従わなければどんな目に合うかわからない、非国民というレッテルで排除されるという恐怖がありました。そしてなにより戦時下の教育が国のために役に立つ人間をつくるということだったのです。学校が子どもたちに何を教えているか、学校以外でも子どもたちは何を学んでいるか、常に注視していなければならない。現代の教育はどうでしょうか。 ~消せるのはいいな、いつでもリボーン (Kさんのお話より) すきいまの日常あれこれ すきいまのふむふむ。

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