すきいまスタッフ通信 2022年12月号
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すきいま文化祭のとき~あちこちでおしゃべりの花。Nさんと、消しゴムは んこ作りに夢中の若い人たち。(消しゴムはんこづくり、懐かしい。すきい まオープンして間もないころよくワークショップしましたね。)レコードを聴 いている人。走り回っている子どもたち。空間を共有しているだけで、て んでバラバラなんで、なんだか妙なんですが。そんな中で、所在なさげに していた女子高生二人。すぐ帰るのかなと思いきや、絵を描いたりしてま ったりしている。先に帰るというお母さんによると、「ここ、なんか知らんけ ど居心地いいねん。もう少しいたい。」と言っているらしい。すきいまにと って、サイコーの評価です。 落ち葉との格闘が続きました。ようやくきれいになったと思った瞬間、風 が吹いて元の木阿弥なんてことも。無になってひたすら箒を動かす、どう せまた落ちてくるんだとわかっているけどそれを受け入れ、箒を動かす。 まるで禅の修行。掃除への向き合い方も人それぞれ。このへんでいい か、どうせまた落ちてきたら掃くんやしという人も、N部長のように、丁寧 に一枚も残さないように掃く人も。性格が出るものかもしれません。でも なんといってもお隣の電気屋さんのおじさま。幾種類かの道具を駆使し て、毎日お掃除されています。レベルが違います。ほんとにきれいになっ ている。弟子入りしたいくらいです。 ウォーキング企画の待ち合わせや昼食休憩にすきいまを活用していた だくことが増えています。立ち寄られた方がすきいまに関心を寄せてくだ さり、本を借りて帰られたり、個人的に利用いただいたり。すきいまの懐 かしのレコードを全部聴いてみたいというおじさまも。団体さんが宣伝し てくださり、日常の利用につながることがうれしいです。 あみもの↑デーでは、年代もさまざまな人たちがそれぞれにいろんなも のを編んでいます。おしゃべりの話題もいろいろ。新しく編み物仲間に入 られた方からも、若い人たちのお話が面白かった、おうちより集中できる など、うれしい感想をいただきます。 アンパンマンのマグネットと子どもたちの人気を二分しているのがプラレ ール🄬。大人の手を引っ張るように入ってくる子どもたちもいます。時に は帰るのを嫌がってママが困っているときも。また、同時にホンモノの電 車も好きな子どもも多く、すきいまの正面、建物と建物の僅かな間から電 車が見えることに気づいて反応します。あんなところから電車が見える んだ、意外によく通っているんだと私たちも新たな発見でした。 すきいまのふむふむ。 ★ 「難病の人と関わることは自分が試されること」 byかわら版ファンのMさん➡Mさんより、関わっている難病の方の介護福祉施設が引っ越しするという報告をいただきました。日々奮闘されてい★ 「察するという能力、察してあげたいという気持ちが素晴らしい」 byKさん➡介護スタッフの姿に感動することが多いというKさん。利★ 落ち葉と向き合うことは、人生と向き合うこと ★ 「言うてんならやってや」 byNさん➡黒板の企画案を眺めながら話をしていたとき。やってくれたら参加するという人はいるけど、★ 編み物仲間の素敵なひととき~和やかな時間が流れます ★ プラレール🄬と南海電車と~鉄道好きの子どもに最高の居場所 ★ すきいまですごす子どもたち すわって工作したり、お絵かきしたり、女の子は結構長時間同じことをしています。比べて男の子は、プラレールなど 夢中になっていることはあるものの、なかなかじっと机に座ってひとつのことをしていることはありません。男の子が落ち着かないのは、次々に関心★ ごった煮感がすきいまらしい~いい味出てる ★ 待ち合わせはすきいまで ★ 「“悩む”ことを嫌がってたら、大学生なんてやってられない!」 ★ 「明日のパン」の何がおかしい 人気番組“秘密のケンミンショー”で「大阪のオカンは一日に何度も『明日のパン』」と言う」と指摘され、家族中でめ ちゃくちゃ納得したという話題で盛り上がりました。なんでやろう?パンの朝食が主流であるから?明日のパンがなければえらいこっちゃ。在庫が気 になるのは当たり前やろ~今日買っても「明日のパン」!明日食べるんやから。こちらも大阪人は納得やけど、他府県人には不思議なのかな。生協 も「明日のパン」というネーミングのパン、発売したらいいんじゃないでしょうか。 が移るから。動くものに関心がいくことも脳科学的に確かめられています。メリハリをつけてやる、ゲーム性を持たせるといいそうです。 ることを常々聞いていたので、今回は、Mさんがそれでも頑張れるのはなぜ?と突っ込んで聞かせていただいたときの言葉がこれです。彼らと接する中で、冷酷さ、狡さという自分の醜さを見せつけられる。自分がえぐられる。それは自分に足りないものを教えてくれる、自分に必要なことだと思うとMさん。また、現状に不満がある、これが足りないというなら、自ら動き、自ら作りなさい~誰かがやってくれると待っていてもだめだとお尻を叩かれました。 用者が何を望んでいるのかを見て、それに合わせて動くという介護職の人たちには「察する」ことができるかどうかが大事。言葉だけではわからない、ぱっと見ではわからない、その人の本当の気持ちを理解すること。そしてその大前提が、相手をひとりの人間として尊重し、その気持ちをなんとかわかりたいという気持ちを持っていること。でもこれが大切なのは、介護の世界だけではないと思います。私たちの日常でも、相手がなぜそんなことを言うのか、そんなことをするのか、その後ろにあるものを理解しようという姿勢は常に必要です by大阪芸術大学生のYさん➡コンセプトブックの作成終盤に方向転換かも?という局面に指しかかったときです。私たちスタッフが、これは絶対伝えてほしいというところを突き詰めると、学生さんの提案に少し違和感が…せっかく頑張ってやってもらってるのに、今更、やり直しみたいなことは申し訳ない、大変やしなあ…なんて思っていた私たちにYさんがきっぱり。私たち、目が覚めました。いまの若い人ってなんて言っている私たちのほうが、すぐにあきらめる、年齢や誰かのせいにし、やり過ごす。学生の真面目さと頑張りに刺激されます。 自ら動いてくれる人は少ないなあとため息。どこの団体もそうやで、言う人はいるけど、言うだけでやってくれへんのが多いとNさん。言うてるだけではあかん、やってやと言いたい!どうやったら、やってくれる人を増やすか、それが課題です。 すきいまの日常あれこれ 素敵なつぶやき~メンバーや立ち寄られたかたから

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