〇かせっち:
お肉の種類によってパサつきやすさなどは違うんですか?パサつきにくいお肉があればおしえてほしいです。
●東中川バイヤー:
パサつきの原因は主に赤身部分です。ロース・モモ肉など赤身が多い部分は、調理後お肉から水分・ドリップが抜けたあと、パサつきを感じやすいです。パサつきの代表が豚ヒレ肉です。脂肪がない為、焼くとパサパサになるので、ヒレカツにして、油と食べることで美味しくいただけます。ヒレ肉の焼き料理ではオリーブオイルやバターのソテーが代表なのも同じ理由です。
反対にバラ・肩ロースなど脂肪が多くある部位は、適度な脂肪があるので水分が抜けにくく、調理してもしっとり感が残ります。
牛肉の場合は、脂肪交雑(サシ)あればもも肉でも美味しく食べられます。
また牛肉は赤身の中にも一定の脂肪がある為、豚もも肉や鶏のムネ肉のようなパサつき感はありません。
≪パサつきの少ない部位≫
豚肉:肩ロース・バラ
鶏肉:モモ肉・手羽元・手羽先
牛肉:ロース・肩ロース・三角バラ
〇かせっち:
なるほど。パサつきが気になるときは使う部位を変えてみてもいいかもしれませんね。
ところで、組合員さんへのアンケートでは冷凍肉の解凍方法は 「冷蔵庫で解凍」が最も多い結果でした。その場合、冷凍のお肉はどれくらい時間解凍するのがベストなんですか?
●東中川バイヤー:
量によっても違いますが、目安はこの通りです。
牛:うす切り 5時間~6時間 ステーキ 6時間~8時間 固まり肉 半日以上12時間
豚:うすぎり 4時間~5時間 テキカツ 6時間程度
鶏:もも・ムネ 12時間以上
〇かせっち:
冷蔵肉もよく使うんですが、お肉が残った場合、冷凍したほうがいいんですか?賞費期限内ならそのまま冷蔵でもかまいませんか?
●東中川バイヤー:
消費期限内に消費できる場合は冷蔵のほうが良いです。使い切れない場合は早い目に冷凍すれば鮮度維持ができます。冷凍は早い方が良いですね。
以上、ミニ冷凍肉講座でした!