米そだち すすき牧場牛 旨みがあり、それでいてさらっとした脂が持ち味です。

安全・安心な飼料と
地域共生を求めたら、
おいしい赤身肉にたどり着きました。

さっと焼いて、塩こしょうで味つけするだけで、
牛肉本来の甘みや旨みを堪能できるすすき牧場の牛肉。
赤身がおいしいと組合員さんの間でも評判です。
そのおいしさは、良質な飼料と地域との共生が育んだものでした。

飼料にこだわったら、
おいしい赤身になった

「牛はそんなに簡単においしくならないんですよ」と話すのは代表の薄(すすき)一郎さん。「うちの牛肉をおいしいと感じるのは、飼料がいいからでしょう。おからや米ぬかなどを乳酸発酵させた良質なたんぱく質を含む独自の飼料を与えて、ミネラルを豊富に含む健康な牛に育っているんです」。
お米や、工場から排出されるおからや酒かす、焼酎かす、大豆かすなどの食品副産物を使った飼料を与えるようになったのは20数年前。BSE問題などで牛肉を取り巻く環境が大きな変化を迎えた頃です。当時多くの牧場では海外産穀物飼料を使っていました。すすき牧場も海外から輸入した飼料で牛を育てていましたが、「うちの肉は安全・安心ですと胸を張るには飼料から見直さないといけないんじゃないか、どこでどのように生産されたのかわからない飼料ではダメだと考えるようになったのです。福岡の宗像地域は米も栽培されているし、食品工場も多いので食品副産物もある。ここなら、独自の飼料を自分たちの手の届く範囲で確保できる、と思いました」。
その頃の薄さんの周辺に、飼料にまでこだわって育てる畜産家は皆無。それどころか、この取り組み自体が無謀だと周囲から猛反対を受けたそう。「成功するかどうか確信はなかったけれど、今これをやらなくてはいけない、その一心でした」。おかげさまで、現在では約50%が国産の飼料で肥育することができています。
おいしさを追求したのではなく、安全・安心をめざしたら、おいしい肉に。「食べたらすぐおいしさを実感できる」との声が上がるほどの味わいになったのです。

飼料は1日2回与える。米やおから、
大豆を発酵させた飼料は味噌のようなにおい。

多くの牧場では生後7か月頃の仔牛を仕入れるが、少しでも早く、少しでも長く、すすき牧場の飼料で育てたいので、生後2か月から飼育。九州熊本や四国で生まれた仔牛を毎月仕入れ、約750㎏に成長する生後24ヶ月まで育てます。

すすき牧場 代表 薄 一郎 さん

この地に必要な牧場で
あり続けるために

もうひとつ、薄さんが心を配ったのが地域との共生です。「環境問題に直面して、地元の人に理解していただける牧場になろうと考えたのです」。
この地に必要な牧場になるために、地元で飼料材料の栽培や調達をすることを決意。農家と契約し、飼料用の米を作ってもらうのと引き換えに牛糞たい肥を使用してもらったり、地域の豆乳製造工場が廃棄していたおからや酒蔵でできた酒かすを飼料に使うなど、さまざまな人・企業と連携。「地元の人とつながりを深められたのは本当に良かったです」。
一般流通の飼料は乾燥させているものが多いのですが、地元で調達した材料をブレンドした飼料は乳酸発酵させたちょっと湿った状態のもの。この飼料に変えてから、においの問題もかなり解消されたと話します。
地域とのつながりも安全・安心な飼料の調達も実現した今、「肉牛の育成を通して、多くの人と知り合い、知恵をいただけたのはありがたいこと。この地での牛の育て方を考え続けたから、地域や環境やおいしさにつながりました。それがすすき牧場にとってのエシカルだと感じています」。

お肉好きも絶賛!
赤身がおいしい

「すすき牧場の牛肉は、ここでこだわりを持って育てたことを理解していただける飲食店や販売店だけに提供しています。実際にお肉を食べる人の"おいしい"という声をお店を通じて聞けるのもやりがい。生産者である私たちと消費者であるお客様のダイレクトなつながりを感じています」と薄さん。
牧場がある宗像市内の精肉店「肉のススキ」を営む山路募店長に、すすき牧場の牛肉の魅力を聞くと、「お肉を焼いている時点で牛肉独自のおいしそうな匂いがしてくるので、食べる前から食欲をそそられます。一口食べたら、おいしさがわかります」と即答。すすき牧場牛を目当てに訪れる人や一度購入すると繰り返し求める人もいるそう。「シンプルに焼くだけがおすすめの調理法。ステーキ肉はいつでも人気です。やわらかくて、赤身に旨みがあるので、年配の人にも好評ですね」。
おいしい肉を食べたい気分に応えてくれる、それがすすき牧場牛なのです。

肉のススキ店長 山路 募さん

すすき スタイル
本当においしいお肉の焼き方

すすき牧場牛をよりおいしく食べていただきたいから、
ご家庭でもできるお肉のおいしい焼き方動画でご紹介します。

ステーキのおいしい作り方

冷蔵庫で一晩~一日かけて解凍、焼く前に常温に。

表面にオリーブオイルを塗り、塩・コショウで下味を。

フライパンで、両面にしっかり焼き目をつける。

アルミホイルをかぶせて、余熱で火を通す。

ローストビーフのおいしい作り方

冷蔵庫で一晩かけて解凍。
焼く20分程前に出して常温に。

オリーブオイルを染みこませ、塩・コショウで下味を。

フライパンで外側をしっかり焼く。

アルミホイルをかぶせ5~15分おけばできあがり。

とてもやわらかくておいしかったです。孫がパクパク食べていました。

堺市 U.Kさん

甘味がありとてもおいしいです。牛肉はほとんどすすき牧場に決めています。

大阪狭山市 K.Fさん

いつもすすき牛はおいしいのですき焼用の利用が多いのですが、違う部位でも味が濃く満足でした。

八尾市 H.Yさん

お肉のあまみがありおいしかったです。

堺市 T.Yさん

大変味わい深く、やわらかく、とってもおいしいです。

八尾市 N.Tさん

値段が手軽なのに高級感もあり、子どもが大好きです。

堺市 I.Mさん

すすき牧場
(福岡県宗像市)

食品副産物を乳酸発酵させた飼料づくりや、飼料用稲の自家栽培など、安全・安心に尽力。食べる人の「身体にやさしい牛肉」づくり、「牛にやさしい環境」づくりをテーマに日々愛情を注ぎ、抗生物質に頼らない、健康な牛を育成しています。すすき牧場牛は、旨みがあり、それでいてさらっとした脂が持ち味です。

  
  
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