機関誌いずみ2022年5月号特集ページ

2022年3月にリニューアルオープン!ますます楽しく学べる! コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム

「商品検査センター」と「食育と食べることの大切さ」を学べる施設がコラボした「コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム」。
2015年4月の開館以来、イベントや小学校の校外学習などで多くの方に来場いただき、総来館者数は12万人を超えました。さらに、3月にリニューアルし、お楽しみいただけるコンテンツがいっぱい!新たなミュージアムの見どころを紹介します。

コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアムとは?

 「食」は、私たちにとって大切なものです。コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアム(以下ミュージアム)は、“食の安全や食育・たべるたいせつ”をテーマにした、さまざまな展示物や体験を通して、食についての知識を深める施設です。

大型スクリーンや農水畜体験エリアが新登場!

コープ・ラボ たべる*たいせつミュージアムがめざすこと

ミュージアム誕生秘話

2015年に食育基本法が改正され、「食品の安全性の確保等における食育の役割」「食に関する体験活動と食育推進活動の実践」などが、基本理念として掲げられました。
当時、コープ・ラボ(商品検査センター)には、学校関係の校外学習が頻繁に行われました。これを機に、小学生の子どもたちが楽しく「食育」と「食品の安全」の両面から体験し学習できる施設として、2015年4月、ミュージアムが誕生しました。

3つのコンセプトと視点

小学校では1年生から6年生まで生活、給食、家庭科などさまざまな場面で、食育や食の安全について学んでいます。ミュージアムでも、文部科学省の「学校における食育の視点」を参考にして、「学校における食育のねらいと育成したい力」に対応し、子どもから大人までが楽しみながら、食べることの大切さを学び、理解できる空間づくりをめざしています。そして以下の3つのコンセプトと視点で、学び体験できる企画・プログラムや展示物を展開しています。

食べることの大切さを学ぶ

  • 食べてから排出されるまでのからだのしくみを学ぶ
  • 食べることのからだへの役割について学ぶ
  • 「栄養」や「食材」について学ぶ
  • 食文化と伝統の知恵を学ぶ
  • 食べものがどのようにできているかを学ぶ

食の安全について学ぶ

  • 食品の衛生について学ぶ
  • 食べものの保存方法について学ぶ
  • 食品の危険性について学ぶ
  • 食中毒について学ぶ
  • 微生物による食中毒の防ぎ方について学ぶ
  • 食品添加物や食の安全について学ぶ
  • 食品の安全性の確かめ方について学ぶ

食に関わる体験から学ぶ

  • 調理の加工技術を学ぶ
  • 調理機器の使い方について学ぶ
  • 食品を検査する仕事を体験する
  • 食品づくりを体験する
  • 農業、水産、畜産について学ぶ※
    ※新しい取り組み

各ゾーンのオススメポイントを紹介

オリエンテーションゾーン

大型スクリーンを新設。とまとちゃんによるミュージアムの紹介やいずみ市民生協の取り組みや産直商品についての映像紹介があります。
受付で二次元コード付カードを配布。館内9か所のタブレットにかざすと、展示についての説明があり、スタンプをゲットできます。9か所すべてのスタンプをゲットすると、小学生以下のお子さまに記念品をプレゼント!

食の安全ゾーン

食べものについてのクイズやアレルギーと食品表示、微生物検査などについて、触れたり楽しみながら学べるゾーンです。
ゾーンは商品検査センターを中心に設置され、時間帯によっては、ガラス越しに検査のようすを見学できます。

食育ゾーン

食育ゾーンに、農業・水産・畜産の体験ができる農水畜体験エリアを新設しました。本物のトラクター乗車や、リールや網での漁業、乳牛のミルク搾りなどを疑似体験できます。トラクターは、いずみエコロジーファームで実際に使用されていたもので、迫力満点!写真映えも抜群です。

体験・ワークショップゾーン

調理や実験を通して、食についての学びを深めるゾーン。小学校の校外学習として、豆腐作りや手洗い講習などが体験できます。週末には、メーカー協力による親子参加のワークショップ(要申し込み)などを開催しています。

展示物のボリュームが増え、「来館者の滞在時間が伸びました」と話すのは、フロアガイドの島村さんと宗山さん。お子さまはもちろん、大人も食について知識を深めることのできるミュージアムです。

人気の人体模型・うんち模型

〈訪れた人の声〉

写真を撮りたくなる場所が増えました!

クイズなどがあって、楽しく学べます!

リニューアル前と要所要所で変化していて、面白さが増しました!

案内してくれた人

フロアガイド 島村さん(左)・宗山さん(右)

「さらに楽しくなったミュージアムにぜひ遊びに来てください!待ってます♪」

ミュージアム 詳細

【住所】
和泉市テクノステージ3-1-3

【駐車場】20台

【交通アクセス】
泉北高速鉄道「和泉中央駅」から南海バスで15分、「和泉商工会議所前」下車

【開館時間】
10:00~16:00(入場は15:30まで)

【休館日】
月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始

詳しくはこちらから

年間24,000件以上の検査を実施
~いずみ市民生協の食の安全の要(かなめ)~ コープ・ラボ(商品検査センター)

コープ・ラボ(商品検査センター)は、コープきんき事業連合と共同運用している、いずみ市民生協の商品検査センターです。組合員の商品に対する信頼にお応えするために、生協が取り扱う商品をさまざまな検査によってチェックしています。また、検査結果を取引先にも報告し、食品事故の未然防止に努めています。
2021年度は、1年間で24,278件の検査を行いました。確かな検査結果を迅速に報告するため、検査精度の維持向上に努めています。検査結果は、広報誌「アピエ」の品質管理だよりで毎月報告をしています。

検査のようす

※コープ・ラボの検査について、動画でご覧いただけます。