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いずみ市民生協について
eフレンズ
101産地・178品目
北海道から沖縄まで、101産地の農産品、水産品、畜産品を取り扱っています。
※2025年3月末現在
「安全でおいしい生鮮食品を」という組合員の思いを受けて、これまで生協・生産者・組合員が共に育ててきたコープの産直。いずみ市民生協の「産直産地基準」を満たしている生産者だけが産直産地として認められ、「顔が見える安心感」と「確かな信頼」を組合員にお届けしています。
コープの産直商品は、食料自給率の向上や日本の農林水産業の応援、自然環境や生き物、人を大切にする「持続可能な生産」も目的としています。
「顔が見える安心感」はコープの産直のとても大事なポイント。「どんな人が作っているのか」がわかるように、産地の情報や生産者の顔をいずみ市民生協のカタログや広報誌、ホームページなどでご案内しています。
また、生産者と組合員を結ぶ交流もいろんな形で行っています。
生産者・メーカーと組合員が直接交流できる場を数多く設けています。
また、年に一度、全国の生産者が集まる「産直産地交流会」には、たくさんの組合員が参加しています。
三重県大内山酪農協で交流
4企画・75人参加
産地を訪ねる旅プラン
久米島コース(沖縄県)
2025年4月4日(金)~6日(日)
大人13人、子ども5人が参加
青い空、青い海、このような自然豊かな環境で、久米島産もずくは育てられています。しかしこの環境は、海岸に漂着するごみの撤去や山から流れ出る赤土の海への流失防止の努力で保たれています。
久米島町・久米島漁協・海産物のきむらや・わかやま市民生協とともに「久米島美ら海環境基金」を設立し、組合員のみなさんにもご協力をいただきながら、久米島の海を守る活動に取り組んでいます。
「産地を訪ねる旅プラン」では、基金贈呈式への参加(P.7参照)、もずくの生産工場の見学や海岸の漂着ごみを拾う活動、赤土流失による海洋汚染を防ぐためのベチバーの植え付けなどを体験しました。
ベチバーの植え付け体験
76企画・1,546人参加
(2024年度)
(2025年2月6日:堺市)349人参加
産直産地お取引先:55産地110人参加
組合員が参加する産直委員会の活動報告、能登半島地震、豪雨で被災されたJAのと・JA内浦町から生産者の報告や産直産地商品の試食会で交流を深めました。
確かな信頼のために
いずみ市民生協のバイヤーは毎年産地を訪問し、産直商品が適正に栽培されているか、管理されているかを点検しています。この点検には点検補助員として学習した組合員が同行し、バイヤーと一緒にさまざまな部分に目を凝らします。また、産直委員会では産地で見たことや聞いたことを産直産地交流会で発表するなど、組合員に産直商品の良さを伝える活動にも取り組んでいます。
商品をつくる生産者・届ける生協・食べる組合員のつながりによって育まれてきた産直。
三者それぞれの思いを聞きました。
株式会社南国きのこ苑
代表取締役 末川千尋さん
南国きのこ苑は、鹿児島県の奄美群島南西部に位置する沖永良部島で、サトウキビの搾りかすを使った生きくらげの栽培をしています。施設内にクリーンルームを導入し、月1回の菌チェックを行うなど管理を徹底。これにより、薬 品を使用せずに安全で安心な生きくらげを組合員さんにお届けしています。
いずみ市民生協とのお取引は年間約20トンに上ります。収穫量を安定させるために栽培ハウスの暑さ対策なども講じてきました。また、台風の時期は商品を送る船が欠航になることも。待ってくださっている組合員さんにご迷惑をおかけしないよう、スタッフが気象予報士並みに天気を気にかけ、出荷のタイミングを調整しています。
こんなふうに私たちががんばれるのは組合員さんのお声があるからです。
交流会などで栽培のことを熱心に聞いてくださったり、「キクラゲはこれじゃないと」というお声をいただけることが、本当にうれしいんです。生産者として食べてくれる方の顔が見える、顔を合わせる機会があることが、毎日のやりがいにつながっています。
いずみ市民生協
常務理事 藤山聖彦
産直は、いずみ市民生協の商品政策において非常に重要な取り組みです。生協の産直というのは、単なる流通形態ではなく、組合員、生産者、生協が共に育ててきた信頼関係です。生産者の顔が見える安心感、点検や検査による安全性の確保、持続可能な生産活動をめざしています。私たち生協の産直は単に商品を流通させることではありません。生産者には継続的な努力が報われるような環境づくりを応援し、消費者には誠実な情報提供と価値の「見える化」、そして納得感のある価格と商品の品ぞろえをお届けすることが、私たちの役割です。
交流会や学習会では、生産者やメーカーと組合員が直接お話しできる場を設けています。
このような交流があることで、生産者からは「組合員さんのためにおいしいものをつくりたい」という感想がよせられます。組合員にとっては、つくり手の顔が見える安心が商品選びにおける信頼感につながっています。いずみ市民生協は、日々のくらしのお役立ちを提供する立場として、ふだんから産直商品を選んでもらえるよう、その価値をお伝えしていきたいと思います。
組合員 産直委員
西山徳子さん
産直委員会に参加したきっかけは、食べているものが本当に安全・安心なものなのか自分の目で確かめてみたいと思ったからです。委員会の活動でコープ・ラボを見学したとき、微生物検査など細かい項目もきちんと検査し、検査結果は隠さずに公表されていることに感動しました。委員になるまでは「生協って高い」と思っていたのですが、食べるものに対してここまでのことをしているのならば、この値段になってしまうのは納得だと実感しました。
また、産地訪問では、生産者のみなさんが私たちに商品を届けるために大変なご苦労をされていることや、後継者問題に悩まれていることも知りました。「邪魔じゃなければ現地で手伝いたい」と心から思うことがあります。産地で見聞きしたこと、生産者に教えてもらった食べ方など、組合員である私たちが伝えないといけないと思います。もっと多くの人に知ってほしいとの思いから「産直おいしさ発見会」を開催するなどの活動に取り組んでいます。このような場で生産者にお話を聞くと、「お米が高いけどなぜ?」など、商品に対する「なんで?」がわかります。産直委員会で学んだことをたくさんの組合員さんに広めていくことが、生産者を応援することにつながると思っています。
厳しい基準を設けている産直商品では、産地から組合員にお届けするまでの工程を"見える化"しています。
バイヤー組合員による産地の点検
農産加工センター等での確認
商品検査センター「コープ・ラボ」での検査
組合員やお店へお届け
生協・生産者・組合員の協力と信頼関係があってこそ成り立つのがコープの産直です。商品に込められた思いを感じながら、おいしくて安全安心な商品を手にとってみてください。