おいしいくらし

レシピ

さっぱり肉うどん

おいしい赤身肉でつくる カラダにうれしい さっぱりうどん

さっぱり肉うどん

材料2人分
 ・みりん・淡口しょうゆ 各20ml
 ・だし汁        80ml
 ・うどん(ゆで)    2玉
 ・牛肉薄切り      120g
 ・しょうがすりおろし  適宜
 ・レタス        30g
 ・大葉         2枚
 ・ミニトマト      2個
 ・すだち        2個
 ・白ごま        小さじ2
 ・A 酒・みりん    各大さじ1
    砂糖       少々
    濃口しょうゆ   小さじ1・1/2

作り方

①鍋にみりんを煮切り、だし汁、淡口しょうゆを入れ沸騰すれば冷ます。

no34_recipe_02.png②レタスは1㎝幅、大葉はせん切り、ミニトマトは4等分、すだちはうす切りにする。

no34_recipe_03.png③鍋に、一口大に切りしょうがを揉み込んだ牛肉、Aを入れてさっと煮る。

no34_recipe_04.png④さっとゆで湯をきり、氷水に取ったうどんを器に盛る。②③を盛り、①をかけ白ごまをふる。

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レシピを考案した杉山先生に、牛肉の栄養についても教えてもらいました。

良質の赤身肉でカラダをつくるサポート

 牛肉には、たんぱく質、鉄、ビタミンC、ビタミンB1、B2などの栄養素が豊富に含まれています。特に赤身の牛肉に多く含まれる良質なたんぱく質は、筋肉や血液など様々な組織のもとになり私たちのカラダをつくります。
 「焼肉を食べてスタミナを!」とはよく聞きますが、カラダのもとになるたんぱく質をしっかり摂るという意味で理に適ったこと。年齢を重ねるとどうしても筋肉は減少してしまいますが、たんぱく質を摂り、しっかり運動することで、筋肉を維持して身体を温め、体力アップや免疫力の維持・向上へとつなげることができます。

野菜と薬味でヘルシーに

 今回、ご紹介した「さっぱり肉うどん」は、牛肉とたっぷりの野菜を一緒に摂れるレシピです。牛肉はコレステロールが気になりますが、野菜に含まれる食物繊維が牛肉のコレステロールを体外に運びやすくしてくれます。
 また、牛肉は皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれるビタミンB1・B2・Cも豊富。しょうがやみょうが、ねぎなどの薬味野菜と一緒に食べることで、殺菌作用、抗酸化作用のあるショウガオール、硫化アリルなどを摂ることができて、肌の調子を整えるサポートをしてくれます。
 牛肉を上手に食卓に取り入れ、カラダの中からのげんきときれいをめざしてみませんか。

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今回使ったのは、「ニュージーランド産牧草牛」。

広大な牧草地で完全放牧

no34_recipe_07.png 自然豊かなニュージーランドの牧草地で365日放牧されて育った「ニュージーランド産牧草牛」。生産者たちは牛たちを育てながら土を耕し数種類の種をまいて、牧草づくりから行います。また、成長促進ホルモン剤や予防的抗生物質など余計なものは与えず、安全で安心な牛肉づくりを実践。
 新鮮な牧草を食べ、開放的な環境で自由に動き回って育ったニュージーランド産牧草牛は、運動量豊富で脂肪がつきにくく筋肉質。低脂肪・低カロリーでやわらかい赤身肉のため、くどさがなくたくさん食べることができます。

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Profile

料理研究家・管理栄養士 杉山文先生

相愛大学人間発達学部発達栄養学科
准教授/大阪府立大学大学院修士課程卒
管理栄養士養成校で調理学、調理学実習を担当する。研究テーマは「減塩調理法」。ヘルシー・減塩・バランスのいい食事などをテーマに、講演や企業のレシピ開発、テレビ出演、雑誌の料理・コメント等を担当する。
著書:「おいしい料理のサイエンス」化学同人

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